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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】まず若手を育てよ! 金本、掛布協奏曲が「勝て」「勝て」の大合唱になってはいけない

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】

まず若手を育てよ! 金本、掛布協奏曲が「勝て」「勝て」の大合唱になってはいけない

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
秋季キャンプで陽川に打撃指導する金本監督(右)

秋季キャンプで陽川に打撃指導する金本監督(右)【拡大】

 育てて、勝つ…その順番を間違えると金本阪神の前途は多難です。いよいよ春季キャンプ突入の2月1日が迫ってきました。金本知憲新監督(47)、掛布雅之二軍監督(60)誕生以来、ファンの注目度は一気にヒートアップしましたが、ここでもう一度、新体制誕生の意図をおさらいしておきます。今なぜ金本、なぜ掛布なのか…。もちろん究極の目標はリーグ優勝、日本一ですが、そこに至るプロセスは「既製品の補強」から脱皮し、「自家栽培」による躍進を目指すのです。2016年シーズンはその観点を忘れてはいけません。

 さあ、いよいよ春季キャンプが約一週間後の2月1日から始まります。一軍が沖縄・宜野座、二軍は高知・安芸でそれぞれ厳しい練習に明け暮れるはずです。

 「超変革」というスローガンで臨む金本阪神は今まで以上に厳しい練習で選手を追い込み、競争意識を高めて、チーム力をアップさせようとするでしょう。また、掛布二軍監督も若手の有望株を手塩にかけて育てるでしょう。選手時代の実績が豊富な2人が一軍、二軍を率いるタイガースにはファンはもちろん、関係者からも大いなる期待が集まっています。

 しかし、昨年暮れからの金本、掛布協奏曲を聴いていると、少しベクトルの方向性に首をかしげる部分もあります。それはなんでもかんでも金本なら、掛布なら…と期待値が膨らみすぎていることなのです。究極はこれです。

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