ミスターからの直ゲキに胸が熱くなった。TとG。日本球界の盟主として、すべきことはただひとつ。勝つこと-。
「まさか長嶋さんに、阪神を応援してもらえるなんて…」
金本監督が振り返ったのは午前中の野球教室。会場に到着した長嶋氏が、少年少女を教える名球会メンバーに次々と声をかけて回る。そしてティー打撃のコーナーにいた虎の将に、手を差し出した。
「プロ野球界は巨人と阪神が勝たないとダメよ!」
強く手を握りながらの熱い言葉。30秒ほどの2人の時間-。ミスターも「阪神は伝統と歴史があるチーム。(金本監督は)そのチームを強くしようとしている。実際に会ってみると本当にモチベーションがある」と目を細めた。
「阪神がどういうチームになるか楽しみ。(指導歴がないのは)関係ない。あれだけの選手。昔と今の野球は違うから。まして彼にはファイトがある。高橋監督と金本監督、とても面白い対戦になると思う」
新指揮官対決となる伝統の一戦へ、期待の言葉があふれ出る。もちろん金本監督も、その思いを全身で受け止めた。