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楽天・田代打撃C辞任…オーナーの現場介入に「やっていられない」

楽天・田代打撃C辞任…オーナーの現場介入に「やっていられない」

特集:
移籍・退団
楽天・最近3年のチーム打撃成績

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 楽天はこの日、オリックス戦に備えて大阪に移動した。その一行の中に、田代打撃コーチの姿はなかった。前日29日、2-9で大敗したソフトバンク戦(秋田)後に、球団に辞意を伝えた。球団は慰留したものの、一夜明けて了承した。

 「負けが込む状況は1人のコーチの責任だけではないのは確か。けが人が多く、チーム不振の理由は、外国人選手も期待通りの活躍ができていないなどの原因がある。けれど、ご本人の意志が強かった。残念です」

 安部井チーム統括本部長は、大阪市内の宿舎で説明した。チームは90試合を終えて39勝48敗3分けで5位に低迷。リーグ最低のチーム打率・245、300得点に甘んじている。シーズン前半に藤田、銀次、嶋ら主力が故障離脱。ペーニャ、サンチェス、ウィーラーら外国人も期待ほど活躍できず、首脳陣だけの責任とは言い難い。

 苦境にあって、効果的な打順を組み、作戦を考えるのが監督、コーチの仕事のはず。ところが今季の楽天には三木谷オーナーの現場介入が多く、田代コーチの不満は蓄積していた。

 同オーナーは1、2軍の選手入れ替えなどのほか、試合直前にオーダーの変更を要求することもしばしばだったという。現場の長である大久保監督は、コーチの見解との“調整役”となり、オーナー案を受け入れつつ否定もして、難しいかじ取りを進めてきた。

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