2015.7.18 05:04

日本ハム・大谷、魅せたスローカーブ「練習したこともない」/球宴

日本ハム・大谷、魅せたスローカーブ「練習したこともない」/球宴

シーズンでは投げない魔球のスローカーブ。大谷が最速でなく、“最遅球”でファンを魅了した(撮影・吉澤良太)

シーズンでは投げない魔球のスローカーブ。大谷が最速でなく、“最遅球”でファンを魅了した(撮影・吉澤良太)【拡大】

 マツダオールスターゲーム第1戦(全セ8-6全パ、全セ1勝、17日、東京ドーム)ふわりと投げたボールが、高く上がる。自己最速の162キロ超えに注目が集まる中、全パの先発、大谷翔平投手(21)=日本ハム=が繰り出したのは、まさかのスローボールだった。

 「6人で終わりたかったけれど、打たれましたね。緩いカーブは嶋さんとどっかでいこうと話していました」

 試合前。捕手の嶋と相談して「練習したこともない」という遅球を投げることを決めた。一回の山田への2球目は89キロを記録。二回には川端を94キロで三直に打ち取った。だが、最速162キロのプライドも捨てていなかった。「1球だけ狙いに行った」という川端の3球目は159キロをマーク。二回に1点を失ったが、実に70キロの緩急差でファンを驚かせた。

 使命感があった。昨年末に花巻東高時代の同級生と訪れた花巻温泉。貸し切り風呂での会話の中心は、162キロを出した昨年の球宴第2戦(甲子園)だった。「ファンの人たちを楽しませたかった」と振り返っていたという。東京ドームでは小2だった2002年春に祖父母らと巨人-阪神の開幕戦を初めて観戦。強烈に印象に残るスターと同様に、自身もマウンドで躍動した。

 18日の第2戦(マツダ)の出場予定はない。お祭りムードはここまで。チームのエースとして、後半戦のガチンコ勝負に備える。 (中田愛沙美)

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(紙面から)

  • 先発の日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・安部光翁)
  • 先発の日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・安部光翁)
  • 全パ先発の日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・春名中)
  • 先発の日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・今野顕)
  • 2回、DeNA・ロペスに中適時打を打たれた日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)
  • 1回、ベンチに戻るときに広島・前田に声をかけられる先発の日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・安部光翁)
  • 試合前、広島・前田(右)と話す日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・中鉢久美子)
  • 試合前練習、日本ハム・大谷と記念写真を撮るロッテ・クルーズ=東京ドーム(撮影・安部光翁)
  • 練習中に談笑する全パ・大谷(左)と全セ・前田(右)=東京ドーム
  • 試合前練習、オリックス・西にいじられる日本ハム・大谷=東京ドーム(撮影・安部光翁)
  • 練習に向かう(左から)大谷、西、松井裕=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)