2014.11.25 10:00(5/6ページ)

【鬼筆・植村代表補佐兼特別記者「徹也の部屋」】中日・谷繁兼任監督、落合GMから注文!捕手としてもっと出ろ!!

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中日・谷繁の年度別打撃成績

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 植村 よく他の監督もおっしゃられていましたが、1年は支配下の70人で戦うんだと。

 谷繁 それは1年やって、よくわかりました。特に今年はけが人が多かったので。そりゃ1年を8人でやれれば、それに越したことはないですが、そんなことができているチームは今、ないんじゃないですか。

 植村 タイガースも一時、ドラゴンズを参考にした。2軍のローテを1軍のローテと同じにして、回していった。

 谷繁 そうでしたね。同じようにローテを組んでいれば、1軍の投手がけがをしても、そのローテの人が投げる準備ができますから。言わばローテーションが2つ。そうすれば、チームの力はかなり上がる。

 植村 最後に来季の戦い方についてなんですが、今年の戦い方をそのまま継続するのか、ガラッと変えられるのか。

 谷繁 そこは監督自身、ブレちゃだめだと思うんです。野球に勝つには何が確率が高いか、というと、投手を含めたディフェンスから入っていかないと。そこを崩すと無茶苦茶になる。まずは守りからですね。

 植村 チームを立て直すのは、簡単じゃないですよね。

 谷繁 簡単にいくなら、こんな楽なことはないですよ(笑)。

◆取材後記

 落合GMと今季終了後に反省会を開き、Bクラス低迷の原因を話し合ったそうだ。意見は一致したのか、と聞くと谷繁監督は「一致しました」と語り、少し時間を置いてこう切り出した。

 「(4位に終わった原因は)捕手谷繁をもっと起用しなかったことだ、とGMに言われました」

 中日最大の課題はこれだ。年齢的な問題で徐々に出場試合が減る捕手谷繁。しかし、同監督自身はこうも話した。

 「僕が引退するまで僕を超える捕手は出てきませんよ。野村さんの南海だって、伊東さんの西武だって、同じだったはずです」

 それでも後輩捕手を育成し、捕手谷繁と同じレベルの捕手に育てなければ、中日の明日はない。育っていない現状では、落合GMが指摘した通り、捕手谷繁を谷繁監督は最優先で“起用”し続けるしかないのだ。

 4年契約の1年目が終わった。「残り3年は長いですか? 短いですか?」と問うと、天をにらんで「短いですね…」。自分の後継者を作ることに時間を要することを痛感したのだろう。あと27試合で野村克也氏のプロ野球最多出場記録3017試合を抜く。名誉な瞬間は、若手捕手育成の産みの苦しみの中で迎えるのかもしれない。(植村徹也)

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