前夜のサヨナラ勝ちの勢いは、どこへいったのか-。中盤以降は気配すら漂わないまま淡々と敗れた。今季途中リリーフから先発に転向したDeNA山口にプロ初完投勝利を許す屈辱のスミ1。ただ、付け入る隙がなかったのか、といえば完全に「NO!!」だ。和田監督の会見の締め方が、それを証明している。
「こんなゲームは、きょう限りにしたい」
お手上げではないからこそ、歯がゆい。好機を自ら潰した感が否めない。同点の二回、1点を追う四回に、2度のバントミス…。いずれも打席は先発の岩田だった。
「ローテ投手なんだからバントもしっかりと決めないと。2回とも同じ失敗。あれができていたら相手にプレッシャーがかけられるのに」
両ケースとも一死一、二塁。ただ、横に寝かせたバットが、ことごとく空を斬る。途中で切り替えたバスターも決まらず、2打席ともスリーバント失敗。山口を乗せてしまった。5回3失点で降板し、2008年以来の2桁勝利はお預けとなった左腕は「(バントを)練習します」と力なく振り返ったが…。自滅感を象徴するシーンとなってしまった。