そんな背番号「22」が堂々たる姿で仁王立ちするのはマウンドだけじゃない。31歳、独身。韓国サムスン時代にテグ市内で自炊生活を送っていた男はタテジマに袖を通してからも、キッチンに立っている。スーパーに足を運び、食材を調達。包丁さばきや味付けもお手の物だ。
江口通訳が「カレーをごちそうになりました」と言えば、個人マネジャーを務める郭東勲氏も「料理上手。日本で作ってもらったスンドゥブチゲは本当においしかった」と絶賛。筋骨隆々の肉体にエプロンをまとっているかは不明だが、自ら腕をふるった料理を食べて英気を養う。異国の地でぶちあたる「食」のストレスを軽減して、試合に全力投球している。
「1球1球、大事に投げることを考えた」
いまだ、救援失敗ゼロの右腕の熱投で首位・広島に1差に迫った。クローザーに絶対不可欠な要素を兼ね備えている。石仏と化す呉昇桓がいる限り、リードした展開で終盤に持ち込めれば、猛虎は安泰だ。 (小松真也)
◎…阪神は交流戦開幕2カードで2勝2敗。1カード2ゲーム制となった2007年以降、4試合で2勝したのは、08年(2勝2敗)以来6年ぶり2度目で、通算成績は、9勝22敗1分け、勝率・290
◎…阪神が、首位広島に1ゲーム差に迫るのは今月6日以来18日ぶりで11回目。首位とゲーム差なしは2度あるが、勝率で及ばず、阪神はまだ1度も首位に立っていない