2014.2.12 05:05(2/4ページ)

最後の1球ガツン!阪神・ゴメス、“逆転サヨナラ満弾デビュー”

室内でフリー打撃を行うゴメス。パワーと勝負強さを見せつけた(撮影・白鳥恵)

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 聖地が揺れる。九回二死満塁。長打なら同点、一発ならサヨナラ。ベンチ前では選手たちが身を乗り出し、グラティーの瞬間を待っている。ゴメスが構える。内角直球。タイミング、どんぴしゃ。夜空に高々と白球が舞う。左中間席上段へと消えていく。文句なしの超特大弾だ!(…という感じか)

 「最後はホームランだろう。ベリーグッド!」

 新助っ人はイカツイ風貌を崩し、自画自賛しながらウイニングランを味わった…心の中で。前日10日に来日し、この日合流。フリー打撃は雨天のため残念ながら室内となったがG砲の脳裏には宜野座ドームの屋根も消えていた。

 「ラスト、ワン!」

 午前11時10分。オマリー打撃コーチ補佐の声が響く。和田監督らが見守る中でのフリー打撃、40スイング目は3点を追う九回二死満塁の想定だった。まずは“第一関門”。フォード、メンチ、コンラッドと近年の失敗助っ人たちなら間違いなく、天を仰いでしまう場面だろう。

 G砲は漆黒のバットにスプレーを吹きかけ、気合十分。カウント2ボール。オマリーコーチが内角に投じた直球に襲いかかった。

 「(本格的な打撃は)11、12日ぶりぐらいだ」

 白球はピシャという鋭い音を奏でながらネットに突き刺さった。

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