講演会に臨む野村克也氏【拡大】
2001年以来の日本一を目指すヤクルトに、『ノムラの考え』~実践編~が伝授される。昨年11月の納会前に行われた2時間の講義に続く第2弾が、浦添キャンプ中の2月中旬に行われる運びとなった。
「次はより実践的な講義をお願いすると思う」と衣笠剛球団社長。野球人としての心構えなどを説いた第1弾の「基礎編」から「応用編」へと進み、カウント別での投手、打者心理など各論の伝授を請う。
同社長はさらに「全選手に学んでほしいので、完全録画して2軍の選手にも見てもらいたい」と2軍キャンプ地での“上映会”を計画。野村氏がヤクルト監督に就任した1990年2月のユマキャンプ(米アリゾナ州)でも、2軍キャンプにミーティングを録音したカセットテープが送られている。伝説のミーティングの完全再現でチーム全員に、もれなくID野球を浸透させるつもりだ。
「すごく楽しみです。しっかりノートを取りたい」と“メモの鬼”を宣言したのは5年目捕手の中村だ。福井商高時代から、練習中でも気付いたことをポケットにしのばせたメモに書き留めるほどの研究家。プロ入り後にリードや配球などを書きためた“中村ノート”は10冊を超えるという。
昨季は故障で離脱した相川の代役を務め、プロ最多の91試合に出場。台湾のウインターリーグに参加していたため第1弾には参加できず、正妻取りを狙うシーズンを前に野村ID吸収への思いはひとしおだ。「人間的にどうあるべきか、というところを聞いてみたい」と中村。飛躍を誓う若燕に『ノムラの考え』は最高の栄養となる。
(紙面から)