2012.12.15 05:03

福留“怪答”虎ズッコケ!GM「早くラクに」(2/2ページ)

福留から“朗報”が届かず困惑する中村GM

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 午後4時。西宮市内の球団事務所に緊迫が走る。待ち焦がれた福留サイドからの電話だった。「よろしくお願いします」という声を期待したが…。結論は持ち越し。中村GMは、落胆の表情を浮かべた。

 「一応、約束通り連絡があった。結論ではない。メジャーを断念するという一報。日本の球団に絞って精査するということです」

 入団か否か-。少なくとも最終回答を得られるモノだと思っていた。米大リーグへの残留志向を残していた福留が、阪神への返答期限と設定していたのが、米ウインターミーティング終了から1週間。この日、14日がその最終日、“Xデー”として刻まれていた。

 中村GMは「最初はそう(結論が出ると)認識していたが、メジャーへのこだわりがあったのかなと。きょうの連絡でね(わかった)」と、肩すかしに終わった心情を吐露した。

 福留は7日に岐阜・土岐市内でチャリティーゴルフに参加した際、「何日かしたら、何らかの答えが出せるんじゃないでしょうか。なるべく早くした方が、お互いにスッキリすると思いますので」と話していた。

 結果は“保留”だった。「はじめから国内だけと思っていた。前進なのか停滞なのか…」。中村GMは、思わず首をかしげた。

 これまで阪神は3年総額6億円(3年目は球団側に選択権のあるバイアウト方式)を提示し、DeNA(2年総額3億円前後)を上回っていたと見られるが、球団首脳は「DeNAと福留サイドが、交渉を続けていると聞いている」と警戒心を示している。

 阪神側の再交渉の有無について、「前回(11月28日)がファイナル」と中村GMは改めて否定し、「しばらく(かかる)ということなんでしょう。越年? 覚悟しないといけない」と付け加えた。

 福留サイドに踊らされる形となった虎。中村GMは「(今後は)予想もつかない。早くラクにしてほしい」と本音もポロリ。得るか、逃すか-。大魚の行方を、まだ傍観するしかない。(栃山 直樹)

★DeNAにも…

 DeNA・高田GMも14日、福留の代理人から「来季は日本でやります」と連絡があったことを明らかにした。DeNAは11月29日に福留と入団交渉を行った。高田GMは2年総額3億円の条件面の見直しも含め「まだ会う約束はしていないが、再交渉するのは当然。連絡があったばかりだし、時間はもう少しかかるでしょう」と見通しを話した。

(紙面から)