500万円ダウンの提示を保留したT-岡田。会見では起用法への不満ももらした【拡大】
“徹底抗銭”だ!! T-岡田がチーム今オフ最初の保留者となった。会見で崩れることのなかった険しい表情には500万円のダウン提示に対する落胆、そして起用法に対する不満がにじんでいた。
「納得ができない。離脱は大きかったが、その割にはある程度の成績を残せたと思う。ダウンは考えてなかった。ちょっと残念です」
いらだちを隠すことはしなかった。今季は規定打席には達しなかったが、昨年を上回る打率・280、得点圏打率・381と勝負強さを発揮した。その一方で、けがのため2度離脱し、出場は103試合、10本塁打、56打点にとどまった。それがダウン査定に直結したが、起用法が違っていれば数字も違っていたというのが、T-岡田の主張だ。
4月26日の楽天戦(Kスタ宮城)で左太もも裏の肉離れを発症し、離脱。しかし、岡田前監督は完治しない状態で、代打の切り札としての起用を決断した。5月中旬に昇格し、3試合に出場すると症状が悪化。再び出場登録を抹消され、完全復帰は6月26日のソフトバンク戦(ヤフーD)までお預けとなった。
「2軍のトレーナーとトレーニングコーチには『ちゃんと治してから上がる』と伝えたが、完全に治る前に(1軍に)呼ばれた。自分の責任もあると思うが、(ダウン提示は)納得できない」
T-岡田は、2度目の離脱がなければ「試合数も増え、数字も上がったと思う」と主張し、起用法への不満をあらわに。今季年俸7800万円の現状維持を最低ラインに定め、妥協することなく交渉を重ねていくつもりだ。
「納得した形で来季を迎えたい」。プロ初の保留で不満を意思表示した大砲は、越年更改も辞さない構えだ。 (今竹 宏)
(紙面から)