2012.12.10 05:02

虎・俊介「藤川」に!活躍してから戻します(2/2ページ)

特集:
藤川球児
活躍するまで『藤川』は背負えない-。俊介の心意気や、良しだ

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 「藤川」-。自身と同じ姓。だが、今季まで猛虎の守護神が背負ってきた名前だ。球児が海を渡ったからといって簡単に名乗れない。いつか必ず「阪神・藤川」の名を自らのものにする。俊介はその名に相応しい選手になることを誓った。

 「(登録名を藤川に)今年は戻しません。いま変えると、球児さんがいなくなったから変えたと思われるのも嫌ですし、定着していますから。何年か経って、活躍してから変えたいと思います」

 「藤川」=「球児」。いまや虎党だけでなく、全国の野球ファンにもそのイメージは浸透している。重みが違う。気軽に変更はできない。

 入団1年目の2010年。俊介の登録名は本名のままだった。翌11年から球団の勧めもあり「俊介」に変更。心機一転、飛躍を目指したが、ブレークにいたらず。3年目の今季も82試合出場で、打率・185、0本塁打、4打点と満足のいく成績は残せなかった。

 さらに試練が訪れる。球団は前ヤンキース傘下3Aスクラントンの福留孝介外野手(35)の獲得を目指しており、加入となれば外野手争いは今季以上に加熱。だが、負けるつもりはない。

 「僕自身最後の勝負の年だと思っています。やれることをやる。(福留が阪神に)来るとなったら勝負するしかない。来なくてもやるしかない」

 新しい相棒も手に入れた。バットをこれまでより20グラム重い、920グラムに変更。グリップも今季限りで引退した城島のバットをモデルにした。

 「手応えがあって感じがよかった。しっくりきた。まずは打撃でアピールするしかない」。必ず生き残る。近い将来「阪神・藤川」の定位置を、マウンドではなく、聖地の芝生へ変えてみせる。 (西垣戸 理大)

(紙面から)