2012.12.10 05:06

大谷、やっと笑顔の日本ハム入り表明(2/3ページ)

特集:
2012ドラフト会議
世界を目指し、桜から鶴が羽ばたくデザインの特製Tシャツ。栗山監督の誠意こそ、大谷を落とす最終兵器だった

世界を目指し、桜から鶴が羽ばたくデザインの特製Tシャツ。栗山監督の誠意こそ、大谷を落とす最終兵器だった【拡大】

 ついに決断の時がきた。テレビカメラ14台、約100人の報道陣が固唾をのんで見守る中、まばゆいばかりのフラッシュを浴びた大谷がこわばった表情で日本ハム入りを宣言した。

 「本日、北海道日本ハムファイターズさんに入団させていただくことを伝えさせていただきました。沢山の方にご迷惑をかけましたし、これからはファイターズの一員として少しでも恩返しできればいいと思います」

 大谷はドラフト会議前の10月21日、米大リーグ挑戦を表明。ドラフト直後には日本ハム入団の可能性について「自分自身の考えとしてはゼロ」と完全否定した。それが2度の指名あいさつと4度の交渉を重ねるうちに、日本ハム入りへと傾いていった。実に46日間に及ぶ“難産”だった。

 入団の決め手となったのは、日本ハムが用意した「夢への道しるべ」と題した独自の資料と投打両面で活躍する“二刀流”の育成プラン。「最初はメジャーで長く活躍するためにも早く行った方がいいと考えた」という大谷の鉄の意志が氷解。理路整然とした説明を受け、「当初自分には投手と打者を両方やるという選択肢はなかった。どちらでもやってみたいという気持ちがあるのでうれしかったです」と18歳のハートは揺れ動いた。

 交渉の席で日本人選手の海外での適応の困難さなどを説明され、ダルビッシュ有(現レンジャーズ)らを育てた日本ハム独自の育成システムも披露された。他球団への移籍を前提とした入団交渉は野球協約で禁じられているが、球団が将来の希望を後押しすることはできる。大谷も資料内容について質問するなど、興味を持った。

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