福島の運動会に参加した内海(右)と沢村は、“競馬レース”で激走した(撮影・中鉢久美子)【拡大】
沖縄の曇り空の下、野球教室を行った原監督。3年ぶりの日本一達成からまだ1カ月強しかたっていないが、早くも来季のプランを明かした。
「開幕投手はやっぱり内海じゃないの。今のところ、(他に)ないのではないでしょうか。どう考えてもね」
異例の早期指名だ。今年は内海、杉内、沢村の3人のうち、誰を開幕投手にするのか、3月まで頭を悩ませたが、今回は違う。「彼(内海)の良さはコンディションをしっかり作ること。コンディションの作り方という点においては見事だと思いますね」。指揮官は2年連続で最多勝に輝いたエースに絶大の信頼を置く。
WBCでも先発の柱として期待される内海はこの日、福島でのイベントに参加。「まずはそこ(WBC)に全力で臨みたい」と日本の3連覇に集中する構えだ。米国での決勝戦まで進んだ場合、3月19日(日本時間20日)まで試合を行う。来季レギュラーシーズン開幕は29日。もし決勝戦で投げれば中8日での登板になる。
世界の大舞台での重圧、時差、長距離移動、ボールへの順応…。コンディションを戻すための時間が必要と予想され、開幕2カード目などに回すのが得策とも考えられるが、原監督の心は決まっていた。
内海は「一番状態がいいピッチャーが(開幕投手を)やるべき」と前置きしつつも、「開幕投手はやりたい。状態をよくして、狙える位置にいたい」と2年連続4度目の大役に意欲を見せた。
自身の開幕戦の成績は2勝1敗。今季はチームの初陣を飾れず、スタートダッシュを決められなかった。来季こそは白星発進で、チームに勢いをつけたい。
原監督の期待にエースが応える。世界3連覇を手土産に、内海が3・29開幕のマウンドに立つ。 (青森正宣)
(紙面から)