笑顔で会場を後にする日本ハム・栗山英樹監督=岩手県奥州市のホテル(撮影・土谷創造)【拡大】
大リーグ挑戦を表明しながらも、日本ハムからドラフト1位指名を受けた花巻東高の160キロ右腕、大谷翔平投手(18)が、今週中に日本ハム入団を表明することが3日、決定的になった。
交渉を終えた別れ際、栗山監督が大谷の左肩をたたいた。そして「今度こそ、楽しみな返事を待っています」と耳元でささやいた。長い交渉の末に光が差し込んできた。その確信があった。
10月25日のドラフト指名直後、栗山監督は「何度でも花巻に足を運ぶ覚悟」と話し、2度の交渉同席でその言葉を実行した。二刀流を求めた点には「(投手と野手の)2人、入団したと思っている」と熱を込め、翻意によるバッシングが起きても「(批判は)われわれが背負っていく」と、語りかけた。球団もようやく、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円の最高条件と背番号11の提示にこぎつけた。
前回は花巻東高のスクールカラー、紫のネクタイ、マフラーにパンツなどで臨んだ栗山監督。今回は大谷家の愛犬「エース」の毛色に合わせ、ベージュのネクタイや眼鏡を身につけて“ファミリー”をアピール。あの手この手を尽くした交渉が、実を結ぼうとしている。 (阿見俊輔)
(紙面から)