
本塁打ゼロに終わった中谷。勝負は、これからだ【フォト】
沖縄合同自主トレ(27日、宜野座村野球場)外野手に転向した阪神・中谷将大捕手(19)は、緊張しっぱなしのノーアーチスタートだった。
気温に湿度、吹く風や漂う空気感。鳴尾浜とも高知・安芸とも違う雰囲気に、緊張の糸はなかなか解けなかった。左翼方向から一塁方向へ吹いた強い風にも阻まれてノーアーチ。中谷がほろ苦い宜野座初日を過ごした。
「まだまだ慣れませんし、全然ダメです」
高卒2年目での宜野座キャンプ抜てきへ、先乗りから現地に乗り込み、初々しさを感じさせた。フリー打撃では鋭い当たりを連発しながらも、打球がフェンスを越えない。逆風も強く、結局35スイングでゼロ発。午後から室内でマシン打撃を行い、確かめるようにスイングを繰り返した。
吉報も届かなかった。この日決定した選抜の出場校に、昨年の九州大会で8強に入った母校・福岡工大城東高も選ばれる可能性があった。年末年始に母校で自主トレを行った若虎は期待していたが、願いは叶わず。「出られるかもしれないと聞いていたんですけど、残念ですね」と肩を落としたが、うつむいてばかりはいられない。
練習後、秋山と一緒に報道陣とのお茶会に参加し、コーラフロートをゴクリ。お気に入りのシャンプー『ラックス』を持参したことを告白。気分を盛り上げて、28日に“再スタート”だ。
(紙面から)