アマ最強軍団として、かつて国際大会を席巻したキューバ代表の元エースが、タテジマを着る可能性があった!? ホセ・コントレラス。2002年10月に米国に亡命し、名門ヤンキース入り。ホワイトソックスに移籍後は05年の世界一も経験した超大物が、阪神へ移籍を求めて売り込みをかけていたのだ。
「日本で野球をやりたいようだ。うちはもう断ったから、100%(獲得は)ないけれどね」
阪神の球団関係者が驚きの事実を明かした。全盛期は160キロの剛腕を誇った右腕も、ホワイトソックス時代の08年8月にアキレス腱を断裂。ロッキーズに移籍した今季は6勝止まり。すでに37歳。新天地を日本に求め、アクションをかけてきた。阪神にとっては06年オフ、米大リーグを代表する大砲、サミー・ソーサ(当時37歳)以来の超大物からの移籍の打診となる。
「(コントレラスは)かなり安いようだから、他に興味を示す球団はあるかもしれない」と別の関係者もいうように、これまでは1000万ドル(約9億円)を下ることがなかった年俸も急落。3、4000万円レベルで獲れる可能性もあるが、全盛期の力には程遠いことも事実。ネームバリューと実績は申し分ないが、阪神は冷静にキッパリと断ったわけだ。
投手補強が最大課題の今オフだけに、妥協や“安物買い”は、絶対に出来ない。アッチソン、ウィリアムスが抜け、先発陣も手薄。新外国人投手を先発、右、左の中継ぎと3人獲得することを掲げ、リストアップしてきた。最初に動いたジョアン・モリーヨ投手(26)=ツインズ=は楽天に奪われたが、だからといってあわてたくはない。確実に戦力となる投手を見極める。
「(新外国人は)タイミングとチャンスが合えば…。すぐに動けばいいですが、焦る必要はない。早く決めないといけないもんではないんで」。都内でオーナー会議に出席した坂井オーナーも見通しを明かした。
現在、中継ぎ左腕は韓国ハンファのブラッド・トーマス投手(32)を最有力候補とし、先発投手もリストアップして精査中。超大物をソデにした以上、文句ない新戦力を獲得する。