ヤクルトの五十嵐亮太投手(30)が、フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに挑戦することが8日、分かった。FA手続きが始まる9日に正式表明する。
この日、神宮クラブハウスでウエートトレーニングを行った五十嵐は「あすお話しします」と話すにとどめたが、関係者にはFA宣言する意向を伝えているという。
12年目の五十嵐は、ことし6月に1軍登録日数が9年に達し海外FA権を取得した。10月末には、ア・リーグ優勝決定シリーズのヤンキース−エンゼルス戦を初観戦。「雰囲気がすごかった。あの中で投げてみたい」と、夢だった大リーグ挑戦を決意した。代理人はヤンキースの松井秀喜外野手(35)らを手がけ、実績のあるアーン・テレム氏に依頼することも決まった。
シーズン中には、イチロー外野手(36)が所属するマリナーズ、投手陣に不安を抱えるメッツなど複数球団のスカウトが五十嵐を調査するなど、メジャー側も興味を示している。
ヤクルトは、大リーグ挑戦が不調に終わった場合もチームへの残留を認める方針だという。交渉解禁日は19日。球団の配慮に感謝しながら、日本人最速の158キロ右腕が夢の舞台に挑む。