『カメムシ』というのをごぞんじでしょ。さわると猛烈な悪臭を出す。それで植物の汁を吸うというのだからまことにやっかい。学名「エチゴヤニソックリヤオヘンカ」といいマス。
この越後屋局長植村徹也もどき…ゴホン、まぁそのなんです、やたら汁を吸うのがスキ…という虫が安芸で飛び回っているらしい。トラ番のホテルにも「カメムシが入りますので窓を開けないように」という張り紙がしてあるぐらい。
編集委員上田雅昭は思わず「カメムシが正面玄関から入ってきてチェックインしたらどないする?」という。それでギョッとして大阪の会社に電話をいれ「局長はいてはる?」。すると当番デスク澄田垂穂は「そういゃあ姿は見えませんナ」だと。コーユー場合は“そういゃあ…”という枕詞をつけないでくれるか。少しあわてたではないか。
上田はトラ番時代の1995年の秋「黒潮リーグ」を取材した時もカメムシが大量発生して、ちょうど“鬼平代理監督”藤田平さんが外野の新庄にノックをしたらダイビングキャッチをしたがらないのだ。「飛び込まんかッ!」と鬼平が怒鳴ると新庄が「カメムシがいっぱいなんです!」と叫び返していたのを思いだした。
「あの時、巨人の松井秀喜(現ヤンキース)も黒潮リーグにやってきていて、新庄からカメムシ対策は『決して飛び込まないこと』と耳打ちされて…巨人のコーチも同じようになぜ? と注意されたら『カメムシですッ』と叫んでいた。それがいまやワールドシリーズのMVPだもんなぁ…」
日曜日とあって安芸はファンがいっぱい。子供たちは色紙をかかえて走り回っていてのどか…とトラ番高瀬悟嗣の報告。こやつは安芸に到着するなり上田に「先輩、虎ソナで読んだのですがウツボのたたきって死ぬまでに一度食ってみたいッス」という。上田と高瀬とウツボのたたき‥これを世間じゃ“共食い”と呼ぶのである。
ところでこの日、産經新聞大阪本社は労組主催のソフトボール大会が催されて、サンスポ整理部チームが優勝した。監督を務めた芝崎正剛が「この栄光をぜひ虎ソナに…」という。決勝戦は産經関連会社「かんそく」との対決で16−5の快勝。少し阪神にわけてやりたいほどの攻撃力だ。MVPも整理部員福井勇治で4試合で15打数10安打。本塁打1本。「鳥谷−城島−金本−福井!?−新井…となると優勝まちがいなし」と監督芝崎の豪語。そういう『見出し』をつけかねないほど興奮していた。
優勝賞品は「ティースプーン・セット」をメンバー全員に…。どうです粋でしょう。そんなものよりたこ焼きの方がうれしかった…という連中だけれども…。
20年前の1989年の11月9日、ベルリンの壁が市民によって打ち砕かれた。だから世の中、何が起こるかわからない。ちなみに我がサンスポ写真部チームは緒戦で0−25で惨敗。25点も取られて零敗!! 俺ならカメラの角に頭をブチつけて自殺をするけどなぁ…みんな平然と写真とってたのはイイ度胸だ。