日本シリーズ第6戦(7日、日本ハム0−2巨人、巨人4勝2敗、札幌ドーム)両ひざを地面につけ、天井に両腕を突き上げた。最後は全身全霊を注いだフォーク。高橋のバットが空を切った瞬間、クルーンが雄たけびを上げて喜びを爆発させた。
「フォークが自分の勝負球なので、最後はフォークと決めていた。総括すると素晴らしいシーズンだった。日本一になれて、とてもうれしいね」 苦難に満ちたシーズンも、今は笑って振り返られる。4月下旬に右手中指を炎症し、6月には左手中指伸筋腱脱臼で手術も行った。しかし最後まで心は折れなかった。フォーク、スライダーを駆使し、かつての速球一本やりから脱皮。3セーブも3試合連続セーブもシリーズタイ記録と、最高の形で来日5年目のシーズンを締めくくった。
「記録に並んで光栄です。みんなのサポートのおかげだと思う」。最強の守護神は静かに笑った。