日本シリーズ第6戦(7日、日本ハム0−2巨人、巨人4勝2敗、札幌ドーム)打球を受けた先発が、わずか14球でマウンドから消えた。急きょ登板したのは内海。第2戦では4失点で3回も持たなかった。日本一が懸かる先発を4歳下の東野に譲ったが、雪辱の好機は予想外の形で巡ってきた。
内海は「まさかのピッチャー返し」と言いつつも「初回から肩をつくっておけと言われていたので」。WBCでも中継ぎ待機をこなしている。3年ぶりの救援にも動じることはなかった。
いきなりの2死一、二塁、スレッジを1球で一ゴロに仕留めると、六回1死まで無失点。五回1死二塁では稲葉、高橋から連続見逃し三振を奪うなど、2死から4失点した前回と見違え、この日は身上の粘りを発揮した。
3年前、狙っていた開幕ローテーションから外れたが、ベンチで打球を受けて顔面骨折した高橋尚の代役から初の2けた勝利の飛躍につなげた。それをほうふつさせる逆境での強さに、左腕は「終わりよければ、すべてよし」と胸を張った。