日本シリーズ第6戦(7日、日本ハム0−2巨人、巨人4勝2敗、札幌ドーム)3敗を喫した背水の陣。しかも1点リードされた追い詰められた状況で、チームの精神的な支柱でもあるベテランに、痛恨のミスが出た。日本ハム、六回の守備だ。2死一塁で小笠原が右前打を放ったが、この打球処理を右翼手の稲葉が誤り、さらに体勢を崩した。打球に追い付き送球動作に入った時には、すでに俊足の松本がホームの手前だった。与えてはいけなかった追加点が巨人に入った。
攻撃も波に乗れない。一回2死一、二塁。打球を右手に受けた先発・東野が退き、急きょ登板した内海の前にスレッジが凡退。五回1死二塁では、稲葉、高橋の3、4番が、2者連続で見逃し三振に倒れた。11安打を放ちながら13残塁の拙攻でチャンスを逃し続けた。
「泣いても笑っても、あと2戦しかない」。試合前の稲葉は、そう言って、第4、5戦と無安打に終わった自らを鼓舞した。しかし、梨田監督が目指した「守って、つなぐ全員野球」が最後に崩れた日本ハムに、第7戦はなかった。
日本ハム・梨田監督
「せめて7戦までいってほしかった。いい走塁などが随所であったけど…。2勝しかできなかった現実を受け止めたい。内容的にはいい日本シリーズだった。日本一という夢に向かって、また頑張りたい」
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