日本シリーズ第5戦(5日、巨人3x−2日本ハム、巨人3勝2敗、東京ドーム)あとアウト3つで王手からの大暗転だった。2−1で迎えた九回。守護神の武田久が亀井に同点ソロを許し、阿部にはサヨナラ弾を浴びて凍りついた。
「1球もいい球がなかった。ことし一番悪かった。制球で勝負してきた投手がこれではダメ」
レギュラーシーズンは3勝34セーブで負け知らずの右腕が、日本シリーズの大舞台で“今季初黒星”を喫した。
「まあ、(武田)久でやられることもある。1人(一死を)はさんだけど、続けて本塁打を打たれることはそうないんだけどね」。梨田監督は傷心の武田久をかばった。
悔やまれたのは八回。一死二塁から3番手の林がけん制悪送球。その後、大道に同点適時打を許し、指揮官は「タイミングはアウトやけど、大事なところでエラーが出た」とため息をついた。
一発攻勢に屈し、日本一へ後がなくなった。7日の第6戦から、舞台を再び本拠地・札幌ドームに移す。「北海道に帰れるので、気持ちを切り替えてやります」と梨田監督。勝負はまだ終わっていない。(吉村大佑)