(セ・リーグ、中日3−4巨人、10回戦、巨人8勝2敗、3日、ナゴヤドーム)最近10試合で8勝2敗と上昇気配の中日が相手でも、気後れすることはなかった。ナゴヤドームで今季初先発の巨人・ゴンザレスが、好調の中日に真っ向から対峙した。
一回に先頭打者の井端へいきなり右前打を許したが、動揺を感じさせることはなかった。続く荒木は二ゴロで併殺。四回にも一死一、二塁のピンチを招いたが、ブランコのバットをへし折る遊ゴロで再び併殺に打ち取った。
前回先発した6月26日のヤクルト戦(東京ドーム)では古巣から今季7勝目を挙げている。昨年まで同僚だったヤクルトの選手たちも、右腕の変化を肌で感じたようだ。
「何とか食らいついたという感じ。制球もいいし、球威があった」とは田中浩。青木は「体がシャープになった。やせたから投球が良くなっているのかも」と、変貌(へんぼう)ぶりを認める。
「ヤクルト時代から特別変えたことはしていないよ」と一笑に付すゴンザレスだが、好調の理由を「(巨人は)打線も守備もいいし、投球に集中できている」と話す言葉には、自由契約にした古巣への痛烈な皮肉にも聞こえる。
四回までは無失点に抑えたが、五回に1点を与えると、六回にはブランコに特大の2ランを浴びた。連戦が続く夏場へ、スタミナ面の不安ものぞかせた。
巨人・香田投手コーチの話
(ゴンザレスに)「球種が少ないのに、よく抑えている。七回に立浪を打ち取り、無失点でしのいだのが大きかった」