完投ボディーに美人プロゴルファーもホレた!? 阪神・岩田稔投手(25)が7日、千葉県内の日本エアロビクスセンターで女子ゴルフの原江里菜(21)らとの合同自主トレを公開した。完投能力大幅アップを目指し、5日から1日約13時間というハードトレを敢行。昨季2完投から3倍の6完投にも期待大や!
笑顔がゆがむほどだった。「張り切りすぎた」岩田は「今までにない」筋肉痛に苦しむ太ももを、原江里菜につつかれ、思わず悲鳴を上げた。「痛い、痛い!!」。それこそが進化の証だ。
「先発完投が目標です。去年は、負けも含めて2回。もっと、もっと完投を増やしていきたいです」
マネジメント事務所が同じで実現した“異業種交流”。プロゴルファー、トライアスロンの選手らと肉体を限界に追い込む猛烈トレを敢行していた。それも、優勝に貢献したいという一心。投げた試合は最後まで投げ抜くつもり。そのための誓いが、投げ抜くことだった。
昨季セ・リーグの完投王は三浦(横浜)の4完投(3勝1敗)で、パはダルビッシュ(日本ハム)の10完投(7勝3敗)。2人とも、球界を代表するエース。そこに、岩田の理想も重なる。降板しないということは、最後までゲームメークができるということ。そしてリリーフ陣の負担を減らし、長いシーズンを戦いたい。テンポのいい投球をすれば、野手のリズムもつくり攻撃につなげられる。それが、先発の仕事と考える。
5日からの3日間は1日を5部に分けての練習。グラウンドを走った後に、しゃがんだ姿勢で15メートル×5往復を2セットなど、過酷なメニューだ。トレーナーの吉永孝徳氏(42)は「年間を通して、数多く投げられるように。1年間は疲労などのバラつきがある。腕の調子が悪くても、下半身で補えるように」と説明。体のバランスを整えることで、安定して高いパフォーマンスを発揮できるという。今季は3倍増の6完投も間違いなしだ。
かつては、陸上100メートル世界記録保持者だったカール・ルイスらも利用した施設。偉人たちが、世界の頂点を競った環境で濃密な時間を過ごした。第1クール終了の8日は午前中でトレーニングを終え、杉内(ソフトバンク)との合同自主トレのため、鹿児島に向かう。
「(成果は)100%だと思います。15勝して、日本一です」
迷わず口にできるのは、自信と責任感があるから。体中を襲う筋肉痛の苦しみも、心地よくさえ感じている。目指す完投ボディーは、もう完成間近。“痛みの向こう”には、最後までマウンドに仁王立ちする自分の姿がある。(山田結軌)