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【四季折々】日米のプロ野球ルールは“主従関係” (2/2ページ)

2008.7.29 15:08
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 タイブレーク方式は試合の進行を早め、試合に決着をつけるために考案された“人知”(situation=状況設定=baseball)の成果で、すでにテニス、バレーボールをはじめソフトボール、社会人野球などが試合時間短縮を目的として採用している。社会人野球は十三回以降で試合時間が4時間を超えた場合に適用され、一死満塁で打順は前の回から引き継がれる。新ルールは、「十一回はどの打順からでも攻撃を始めてよく、打者の直前の打順の2人が走者となる。十二回以降はその続きの打順で進行するが、十一回と同様の方式で2人の走者を置く」(27日付産経新聞)となっている。

 日米のプロ野球のルール関係は、アメリカがくしゃみをすれば日本もつられてくしゃみをする“主従関係”にある。指名打者制度、勝利打点、ストライクゾーン。みんな米国がさっさと決めてそれを日本に通知してくる。それがあまりにも露骨だったので、親友のビル・マレイ(コミッショナー事務局長)に、「一度くらいアメリカの規則委員会に日本代表を陪席させろ」と談じ込んだ。するとビルは、「全米各地の小委員会が改正ルールを本部に上程する仕組みになっている。小委員会にいちいち日本代表を呼ぶわけにはいかない。今後はルールの改正が大きいときには君に声をかける」と、言ってくれたが以来、不思議に大改正はなく日本代表の陪席も実現していない。

 IBAFのシラー会長は、「延長戦は劇的な結果をもたらすが、五輪には向かない。テレビ放映に適したスポーツであることを示したかった」と先の先、2016年五輪での野球復活を視野に入れている。日本のプロ野球は黙って“五輪ルール”に従えばいい。

(渋沢良一 前セ・リーグ事務局長)



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