(セ・リーグ、中日8−0広島、13回戦、中日8勝3敗2分、21日、ナゴヤドーム)80球で六回を投げきった。三塁は踏ませない。4安打無失点の山本昌が通算198勝目。大台が目前に迫ってきた。
「コントロールだけ何とか(しよう)と思って投げました。踏ん張れてよかった。最後は楽に応援させてもらいました」
“史上初”の快挙を目指す。過去、通算200勝投手は23人いるが、プロ1年目に勝ち星をあげられなかったのは5人。しかし、いずれも3年目までには初勝利をあげている。山本昌の初白星はプロ5年目。大台に到達すれば、最も遅咲きの金字塔となる。
「生まれ変わって、もう一度プロ野球人生をやり直したとして、また勝てるという自信はホントにない。松坂や松井(秀)、清原なんかは何回リセットしてもすごい選手になれるんだよ」
8月11日で43歳となるベテランは、自分の力を知り尽くしている。「暑い時のほうが調子が上がってくる」と自らも認める“夏男”。2003年には8月に4勝を挙げた。あと2勝。最高の夏にする。