(パ・リーグ、ロッテ3−2オリックス、12回戦、オリックス7勝5敗、15日、千葉)ファウルは7度もあった。実に吉野の12球目、スライダーだった。同点の九回二死一、二塁。ロッテ・福浦がようやくバットの芯でとらえ、右前に運ぶ。好調時ならとっくにミートしていた観もあった、2年ぶりのサヨナラ打。「早く安打にしたかったが、なかなかとらえられなくて…。すいません」。今季初のお立ち台で、ファンをやきもきさせた打撃をテレくさそうに振り返った。
かつての首位打者は復活を懸けた今季も、苦しいシーズンを送っていた。「どこか体がおかしいんだろうね。いろいろね。あってもいえない」と万全ではない体調面をうかがわせる。さらにこの日からフォームを「トップ(打撃の始動時)の位置を動かさないように」微調整するなど、いまも試行錯誤が続いている。「よかった」を2度繰り返すのも無理はなかった。
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