川崎市のジャイアンツ球場での2軍戦後、渦中の二岡は一語一語かみしめるように謝罪の言葉を連ねた。
「えー、この度は自分の立場を考えずに軽率な行動をとってしまいました。山本さん、ならびに関係者の皆さんにご迷惑をかけたことを深く反省しています」
東京・五反田のラブホテルに連れ立って入ったとの報道内容に関して一切否定せず、少しやつれた表情で「全面謝罪」の形をとった。
「3番・三塁」で先発出場した西武戦では3打数1安打。第4打席で大沼の151キロの直球を右前打し、三塁まで進むと代走の育成選手、山本と交代した。「二岡→山本」の皮肉な巡り合わせに、705人の観客もザワザワ。三塁守備では五回二死から高山のゴロをトンネルし失策を記録したが、「打つほうは問題ない。感覚は戻ってきました」と3月28日の開幕戦以来となる1軍復帰への手応えを口にした。
だが、騒動の代償は大きかった。試合終了から約1時間半後、甲子園では原監督が厳しい表情で「予定通りに行かなくなった。来週15日の中日戦(旭川)から? そうなるでしょう」と語った。吉村2軍監督は「100%の状態で上げたい。本来の走攻守を取り戻してから」と説明したが、実は苦しい言い訳だった。
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