横浜高にマル秘助っ投・左腕松岡だ
平成10年に春夏連覇を果たした横浜が登場。“秘密兵器”を擁し、11年春以来1年半ぶりの甲子園舞台に臨む。この横浜と10年夏、11年春と死闘を繰り広げたPL学園は、朝一番で甲子園の土を踏んだ。このほか那覇、浦和学院、水戸商など、全18代表校が30分間の練習を行った。 ◇
甲子園の舞台に、グレーのユニホームが映える。平成11年春以来、1年半ぶりに聖地へ戻ってきた横浜。約50人の報道陣の視線を背にうけたのは、背番号7の主将・松岡政左翼手(3年)だ。3年間で公式戦未登板ながら、真っすぐにカーブ、スライダーを織り交ぜた30球の投球練習を披露。「気持ちよかったッスね。小、中のときには完全試合と、ノーヒットノーランをやったこともあるです」と汗をぬぐった。
チームを支える2枚看板、エース小沢晃弘投手(3年)と2番手左腕の畠山太投手(2年)が故障を抱え、不安を隠せない。そこで、渡辺監督が決断した。
「どうしても、投手がもう1枚ほしいんでね。彼は度胸だけがとりえですから、十分やってくれるでしょう」と、百戦錬磨のベテラン監督は期待をかける。
いよいよ迎える大舞台。きょう5日の抽選会では、松岡がクジを引く。3番・左翼で出場した11年春のPL学園戦では、決勝点となる悪送球を投じた。それだけに「初戦で当たったらつまらない。盛り上がったところで、やりたいですね」。気合十分の“秘密兵器”が、王者復活のカギを握る。
那覇高に珍しい左投げ捕手と三塁手
那覇高には珍しい左投げの捕手と三塁手がいる。長嶺勇也捕手(2年)は「リードの感性に優れている」と池村監督に見込まれ昨秋に外野から、金城佳晃三塁手(2年)は「左のハンディを考えても他選手よりうまい」と今夏に一塁から、それぞれコンバートされた。長嶺は特注の左利き用ミットを使用。「特に不利なことはない。バント処理での一塁送球は左の方が有利です」とミットをポンポンたたいていた。
水戸商は守備練習をみっちり
2年連続出場の水戸商は守備練習をみっちり行い、甲子園の感触を確かめた。今春のセンバツで、1人で準優勝旗を返還した主将の倉持典幸遊撃手(3年)は「センバツでは悔しい思いをしました。今度はみんなで行こうって言ってたので本当にうれしいですね」と感無量。昨夏は岡山理大付との3回戦で敗れた。その宿敵も2年連続出場しているだけに「初戦でリベンジしたいです」とキッパリ誓った。
浦和学院・坂元は仕上がり順調
浦和学院のエース・坂元弥太郎投手(3年)は初甲子園に感慨深げ。「見に来たこともなくて、実際来てみるといいもんですね」。マウンドは「予想より低くて投げやすいし、気持ち良かったですよ」と、投球はわずか10球だったものの感触をつかんだ様子。「1日目から投げたいです」という言葉に、順調さが表れていた。
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