2007年12月09日 更新

星野ジャパン

星野ジャパン、やっぱり上原抑え!無敗男で金メダルゲットだ

京セラドームで行われたイベントに出席した日本代表の星野監督。五輪本大会では上原を再び抑えで起用する方針だ(撮影・河田一成)

京セラドームで行われたイベントに出席した日本代表の星野監督。五輪本大会では上原を再び抑えで起用する方針だ(撮影・河田一成)

 五輪も星野ジャパンの抑えは上原!! 北京五輪出場を決めた野球日本代表の星野仙一監督(60)が8日、大阪・京セラドームで行われたイベント「ドリームフェスティバル2007」に出席。アジア予選(台湾)で守護神を務めた巨人・上原浩治投手(32)について、来年8月開催の本大会では先発させる方針から一転、「アイツしかダメな瞬間もある」と抑えで起用するプランを口にした。

 ゲームを締めくくるのは、やはりこの男しかいない。朝令暮改? そう言われても結構だ。星野監督が突如、方針転換。来年8月開催の五輪本大会でも、上原を抑えで起用するプランを披露した。

 「守護神も先発も経験してどっちでもできるけど、アイツしかダメな瞬間もある。(今年)1年間、クローザーをやったことで、ものすごく幅広くなったよな」

 北京五輪出場を決めた先日のアジア予選(台湾)ではシーズン同様、上原を抑えに据えた。帰国後の5日、日本代表相談役の長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督への五輪キップ獲得報告の席上、上原の本大会の起用法について「来年の原監督の起用法次第でしょうが(シーズンで)先発なら先発でしょう」と先発起用を明言していた。それが…。

 揺るぎない信頼の表れだった。韓国戦(2日)、台湾戦(3日)の2試合に送り出したアジア予選では、ともに3人でピシャリ。プレッシャーを全く感じさせないピッチングをみせた。国際大会での無敗記録も「23」に伸ばした。

 「大した男やと心底思う。アイツに関しては、ほめすぎということはない」と星野監督。『守護神・上原』を最強のコマにして、星野ジャパンが金メダルをつかみにいく。

■この日の上原

 母校の大体大(大阪・熊取町)を訪れ、恩師・中野監督に北京五輪キップ獲得を報告した。本大会では再び抑えを任されることになりそうなジャパンの守護神は、巨人の大学生・社会人ドラフト1巡目右腕の村田とも初対面。「しっかり頑張れよ!!」と後輩を激励した。村田は30分以上も上原と話をしたが「頭が真っ白になって、何を話したのかあまり覚えていません」と興奮を隠せなかった。

■上原の北京五輪アジア予選

 負ければ、この大会での五輪出場権獲得が消える2日の韓国戦(台湾・台中)。4−3と1点リードの九回に登板、二飛、空振り三振、一飛に打ち取り、わずか12球で日本を勝利に導いた。翌3日の台湾戦(同)も10−2の九回に登板し、3人でピシャリ。日本は正式競技となった92年バルセロナ大会から5大会連続となる五輪出場を決めた。

■北京五輪まで

 北京五輪は来年8月8日に開幕、野球は13日から予選リーグが始まる(決勝23日)。開催国・中国に加え、日本、米国、キューバ、オランダがすでに出場権を得ている。同年3月に台湾で行われる世界最終予選で残り3チームが決まり、全8チームが出そろう。日本代表は本大会に向けて、オールスター終了翌日の8月2日に集合し、直前合宿(場所は未定)に入る。同9、10日に壮行試合を行い、11日に北京入りする。

★星野監督、新メンバー求む「チャンスはある」

 星野監督は本大会での代表入りに向け、楽天・田中ら新メンバーのアピールを望んだ。「24人しか選べないから辛いけどな。(五輪のチーム編成は)基本的に予選を勝ち抜いた人だけど、みんなが競い合ったらもっとチームは強くなる。(若い選手にも)チャンスはありますよ」と話した。