2007年12月06日 更新
長嶋さん北京に来て!星野監督がミスターに訪中ラブコール

北京切符獲得の報告に訪れた星野監督(左)は、ミスターとがっちり握手。中央は田淵ヘッドコーチ(代表撮影)
北京五輪野球日本代表の星野仙一監督(60)と田淵幸一ヘッド兼打撃コーチ(60)が5日、前回アテネ五輪の日本代表監督で現日本代表相談役の長嶋茂雄巨人終身名誉監督(71)に、都内で五輪出場権獲得を報告した。ミスターを「最大、最高の理解者」と慕う闘将は来年8月の北京五輪本番で、長嶋氏の訪中を期待した。
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激闘の末に五輪キップを持ち帰った星野監督を“太陽”が待っていた。
「ご苦労さん。見てましたよ」。長嶋氏は握手で出迎え、左手でVサイン。星野監督も思わず顔がほころび、会談は40分間におよんだ。
「ミスターに最高の報告ができたことがうれしい。あれだけ五輪に思いをはせた大先輩だから」
ミスターは前回アテネ五輪の代表監督として札幌での予選を指揮。日の丸の重みを知っている。今年3月に星野ジャパンの相談役にも就いた。「韓国戦はよく我慢した」とねぎらわれ、台湾戦での同点スクイズは「勇気があったね。よく(サインを)出したね」と絶賛された。
「長嶋さんは私の気持ちをわかってくれる最大、最高の理解者。ミスターにしかわかってもらえない部分もある」
北京五輪は来年8月に開催。悲願の金メダル奪回に向けて、星野監督は大きな期待を抱いていた。絶大な信頼を寄せるミスターの北京招聘(しょうへい)プランだ。
「もし(北京に)来たいということであれば、それだけ元気になられたということだから、うれしいことじゃないですか。元気になったらジッとしてられませんよ、あの方は」
04年3月、アテネ五輪を前に脳梗塞で倒れたミスターだが、懸命のリハビリでことし2月16日には闘病後初めて航空機に乗って日帰りで宮崎春季キャンプを視察するほどまでに回復。飛行機で約4時間の北京行きの夢もふくらむ。
“長嶋+星野”の合体となれば…。日本にとって、まさに最強の指導体制が誕生する。北京のグラウンドに“勝つ、勝つ、勝ぁぁ〜つ!!”の声が響けば、金メダルもいただきだ。
(牧慈)
■スクイズVTR
12月3日の北京五輪アジア予選・台湾戦。1−2で迎えた七回無死満塁、星野監督は「監督を長い間やっていると、何かが見えるときがある」と、カウント1−2からスクイズのサインを出した。大村(ロッテ)がきっちりと決めて同点。さらに四球を挟んで4連打で5点を奪い、10−2で台湾を撃破。5大会連続の五輪出場を決めた。
■ミスターの五輪VTR
長嶋ジャパンは2003年11月に行われたアジア選手権で全勝し、アテネ五輪出場を決めた。04年3月に脳梗塞(こうそく)で倒れたため、アテネでは中畑ヘッドが指揮。巨人・上原、西武・松坂ら初めてオールプロで臨んだ。1次リーグは6勝1敗で1位通過。準決勝では1次リーグで苦杯をなめた豪州に0−1で敗れたが、3位決定戦でカナダに11−2と圧勝し、銅メダルを獲得した。








