2007年11月27日 更新
キン〇〇で勝負や!星野監督、台湾の日本打線酷評報道にメラッ

台湾メディアのインタビューを受ける星野監督(中央)は余裕の?笑み(撮影・浅野直哉)

台湾の地元各紙は、星野ジャパンについて1面で伝えた(撮影・浜坂達朗)

アウエーの洗礼…上原(右中段)ら、スタンドのようなひな壇ベンチで着替える日本代表の選手たち
12月1日に始まる北京五輪予選決勝リーグに臨む日本代表は26日、台中球場で約3時間の練習を行った。星野仙一監督(60)は、一斉に日本の長打力不足を指摘した台湾メディアに対し、過激に反論。12月3日の台湾戦に向け、全面抗争の気配が漂ってきた。
(ペン・稲見誠、堀啓介、上野亮治、カメラ・浜坂達朗、浅野直哉)
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“禁じ手”の発言であることは百も承知だ。目には目を歯には歯をなら、金(きん)には金を!? 星野監督がニヤリと笑って反論した。
「ハートで? キン〇〇で勝負やよ。向こうも、それも負けんというかもしれないけどね」
この朝、台湾の新聞には日本に対する「酷評」が掲載された。各紙とも福留(中日)小笠原、高橋由(ともに巨人)多村(ソフトバンク)らの離脱を指摘。『自由時報』は「長打力不足。案外、打つ方が弱い。練習でもホームランはほとんどなかった」。『中日時報』は、「中心となる火力が足りない」と“ガス欠打線”だと力説した。
それに対し、日本代表を率いる闘将は真っ向から立ち向かった。男性のシンボルを示す「キン〇〇」発言に続き、「長打力って何や? 200メートルのホームランでも、ランニングホームランでも1点やないか!と終わった後で、言いたいね」と一蹴した。
試合会場とは違う台中球場で行ったこの日の練習前には、現地テレビ局からの取材を受けた。当然、打線の破壊力不足に関する質問が飛んだが「それ(離脱組)に代わる選手を集めました」とカメラに向かって胸を張った。星野流の“仙戦布告”だった。
「それだけ日本に関心が高いということ。全然気にしない。放っといてくれ、やね。野球は点取りゲーム。ホームにかえして、ナンボや」
台湾戦は12月3日の最終日。全勝対決の可能性もある。完全アウエー状態での大一番。逆境になればなるほど燃える男が、真骨頂を発揮する。
【台湾の報道にコーチ、選手は】
◆新井(広島)
「全然気にしていない。(本塁打は)狙って打てるもんじゃない。しっかり振り切りますが、大振りにならないように」
◆阿部(巨人)
「なんて言われても、勝てばいい。バンバン打てるとはかぎらない」
◆青木(ヤクルト)
「こっちには新井さんがいますから」
◆村田(横浜)
「いいんじゃないですか。(本塁打を)打ちますよ。球場が狭いですから」
★新二遊間で練習
二遊間を任されそうな川崎(ソフトバンク)西岡(ロッテ)井端、荒木(ともに中日)の4人が新コンビで併殺の練習を繰り返した。これまでとは異なり、荒木と川崎、西岡と井端が組み、息の合ったところを見せた。西岡が「井端さんがタイミングとかを合わせてくれている。全然問題ない」と言えば、荒木も「いろいろ試して良くなっていけばいい」と手応えをつかんでいた。
★長谷部、監督の前で熱投
長谷部(愛工大)がブルペン入りし、星野監督が見守る前で40球を投げた。「プレ五輪のときより調子が落ちているので、がっかりされているのでは」と納得していない様子。大野投手コーチからはひじの使い方をアドバイスされた。楽天に大学生・社会人ドラフト1巡目で指名された左腕は、アマで唯一のメンバー入りが期待される。「ここまで来たら残りたい。まだ時間があるので調子を上げていきたい」と意気込んだ。
■北京五輪・野球アジア予選
11月27−29日にタイ、香港、フィリピン、パキスタンによる1次リーグ(台湾)を実施。決勝リーグは12月1−3日に行われ、日本、韓国、台湾、1次リーグ1位の4チームが総当たり戦を行う。ここでの1位が北京五輪の出場権を獲得し、2、3位チームは世界最終予選(来年3月7−14日、台湾)に臨み、8カ国で残り3枠を争う。









◆田淵ヘッド
「いいねえ。(相手が)日本に怖さがないと見てくれたら、しめたもんだよ。短期決戦は絶対、本塁打に頼ってはダメ。つないで1点」