2007年11月24日 更新

星野ジャパン

ダルに思わぬ敵出現!4回8奪Kも国際仕様ロージンにイライラ

思わぬ敵の“出現”にイライラを隠せないダルビッシュ。韓国戦先発に向けて早急に調整する

思わぬ敵の“出現”にイライラを隠せないダルビッシュ。韓国戦先発に向けて早急に調整する

 (日本代表・親善試合、日本5−1豪州、第2戦、23日、ヤフードーム)先発のダルビッシュ有投手(21)=日本ハム=は4回を4安打8奪三振で1失点に抑えたが、思わぬ“難敵”が現れた。

 端正な顔がゆがんだ。本番に向けた最後の調整登板で、ダルビッシュがコントロールを乱した。プロ入り後では初体験となる国際試合で、いらだちを隠せなかった。

 「コントロールがちょっとしんどかった。体の張りがとれれば、本番は大丈夫です」

 一回に先制点を許す。4回を4安打1失点で8奪三振で、最速151キロの直球を主体にピンチは何とか切り抜けたが、4四死球と制球に苦しんだ。イライラの原因は足元にあった。ロージンバッグだ。

 「ちょっとボールの感触がよくなかった。ロージンがあわなくてストレスを感じていた。でも原因が分かったからよかった」と大野投手コーチはダルビッシュからの報告を受けて説明した。前日22日にアジア予選で使用するロージンバッグがチームに届いたばかり。ダルビッシュはこの日初めて試合で使用したが、日本のものとは質が微妙に違う粉末が、なかなかフィットしなかった。

 星野監督は「ロージンバッグが合わなかったみたい。その違和感でいらついてたね」といいながらも、「でも勝つことを知っているピッチャーだから。調子上げてくれるでしょ」とダルビッシュへの信頼は揺るがない。12月2日の韓国戦の先発が有力だ。

 課題が浮き彫りとなったダルビッシュは「これから自分なりに調整していきたい」と最大のライバルとの決戦に向けて、気持ちを引き締めた。北京への道を、切り開く。

(上野亮治)

■ロージンバッグ

 炭酸マグネシウムを主成分とした滑り止め剤の粉末を袋に詰めたもの。公式戦では選手自身が用意することはなく、審判が公認ロージンバッグを提供する。素手にロージンをつけることは許されているが投手、野手を問わず、ボールやグラブにふりかけることは禁止されている。ロージンバッグにボールが当たった場合はインプレーとして扱われる。

◆ダルビッシュについて日本・阿部(巨人)

「調子はよくなかった。でも、あんなもんじゃないでしょ」

★青木3打点!

 3番の青木(ヤクルト)が勝負強さを見せつけた。1点ビハインドの三回に同点の左犠飛を放つと、四回には右越えに2点二塁打。3打点の活躍に「試合勘は十分に取り戻せた」と収穫を口にした。星野ジャパンの3番としてすっかり定着。アジア予選でも暴れまくる。

◆日本主将・宮本(ヤクルト)

「やれることをすべてやったかどうかは分からない。とにかく向こうにいって勝つだけです」