2007年11月22日 更新
上原、首脳陣に連投志願!豪州2連戦へいよいよ本気モード

アジア予選本番を10日後に控え、上原は連投を志願した(撮影・浅野直哉)
五輪日本代表は22日から、ヤフードームで豪州との壮行試合2連戦に臨む。21日はナイターで約3時間の全体練習。19日までの宮崎合宿で国際球の対応に苦戦していた抑えの上原浩治投手(32)=巨人=も本来の調子に戻りつつあり、首脳陣にこの2連戦での連投を志願した。
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「ヘイッ!!」。上原の大声が響いた。豪州戦の前日練習。ダッシュを繰り返すダルビッシュ、成瀬ら若手投手に笑顔で声をかける。そこに悲壮感はなかった。
17日からの西武、ソフトバンク、巨人との宮崎合宿の練習試合3連戦で登板を回避した上原。滑りやすい国際球への対応に苦慮していたが、遠投やブルペン投球で、ようやく手応えをつかんだ。
「豪州戦では連投を首脳陣にお願いしています。あす(22日)は最後に投げます」
守護神が連投を志願した。上原の実戦登板は、10月20日のクライマックスシリーズ第2ステージの中日3回戦以来。12月1日からの五輪アジア予選まであと10日。本番までの実戦は、豪州2連戦のみ。同じ守護神候補の藤川(阪神)は宮崎合宿中の連投で結果を残した。もう、迷いはない。
豪州は銅メダルに終わった04年のアテネ五輪で2戦2敗した相手。日本代表の一員だった上原にとって、準決勝敗退は忘れられない悪夢だ。この日、唯一のアマチュア、左腕の長谷部(愛工大)が合流し、投手陣は14人。連投できるかは他の投手の投球回数との兼ね合いもあるが、本番に向けて“連投テスト”は大きなテーマになる。
「課題はゼロに抑えること。心配はまったくしていない」と星野監督。上原も「(豪州戦は)フォークボールの制球を意識したい。自分の生命線ですから」と表情を引き締めた。国際大会21戦12勝無敗の右腕が、いよいよ本気モードだ。
(伊吹政高)
◆主将の宮本(ヤクルト)
「本番のつもりで緊張感を持ってやるのがベスト」
★愛工大・長谷部が合流…巨人・阿部相手に30球
長谷部(愛工大)がチームに合流。練習前からプロの集団を前に硬い表情だったが、ブルペンでは阿部(巨人)を相手に30球を投げた。「テレビで見ていた阿部さんが相手で、緊張して肩が張るぐらい投げてしまいました」。首脳陣はチームの雰囲気に慣れさせるため、23日の第2戦で登板させる方針だ。
★星野監督、福岡で数人カットへ「非情にならないと」
星野監督が最終候補選手のうち、数人を福岡でカットする考えをにおわせた。「福岡で離れる可能性? う〜ん、わからん…」。現在候補は31人いるが、最終登録は24人(30日までに決定)。故障者やコンディションを考えて、登録より多く台湾へ連れて行く予定だが、大野投手コーチは「監督が『非情にならないといけない』と言っている」と証言。豪州2連戦がサバイバルマッチとなりそうだ。
(ヤフードーム)
★豪州・ディーブル監督「全力を尽くして勝ちたい」
豪州は、米国でプレーする選手が中心のチーム構成。ディーブル監督は「才能のある若い選手が多い。全力を尽くして勝ちたい」と意気込みを語った。来年3月、台湾で行われる北京五輪の世界最終予選に、オセアニア代表として出場する。22日に先発する予定のブラックリーは「3月には会いたくないが、今回は全力で勝負したい」と話した。









◆22日の豪州戦に先発する川上(中日)
「ブルペンでは(国際球に)違和感はないですが、投げてみないとわからない。国と国との戦いですからね。気合を入れていきます」