2007年11月19日 更新
調整過程でも格が違う!球児、最速148キロで代表“初セーブ”

九回に登板した藤川は久々の実戦登板にも格の違いをみせつけた(撮影・浜坂達朗)
日本代表・練習試合(18日、サンマリンスタジアム宮崎)宮崎合宿2戦目となるソフトバンク戦が行われ、五輪日本代表が4−2で勝った。九回に登板した藤川球児投手(27)=阪神=が無安打無失点に抑えた。1四球を与えたものの、1三振に捕邪飛、三邪飛と格の違いを見せつけた。先発の成瀬善久投手(22)=ロッテ=も3回無失点と順調な調整ぶり。合宿打ち上げとなる19日は、巨人と練習試合(午後4時開始)を行う。
◇
格が違う。2点リードの九回にマウンドにあがった藤川は1四球を与えたものの、最後はトゥーシェンを144キロの直球で空振り三振に仕留めて代表“初セーブ”をマーク。4人の打者と対戦し、打球は一度も前に飛ばなかった。
「ボールに指がかかっているのとかかっていないのがある」。最速148キロ。まだ調整過程だが、それでいてしっかりと結果を出す姿が、チームに安心感を与える。
日本より縫い目が高く、乾いている国際球への対応に上原(巨人)は苦労しているが、藤川も完全に順応しているわけではない。ブルペンではロージンバッグで徐々になじませながら、指にアジャストさせる。五輪アジア予選本番に向け、ステップを踏んでいる段階だ。
「まだまだ。みんな知っているだろうけど、もっとベースの近くで(ボールが)ホップするよ」と星野監督。さらに上向くであろう右腕への期待は高い。
「あした(19日)も投げると思うので、徐々にね」。上原、岩瀬(中日)と豪華な守護神トリオの中で唯一、登板した藤川は連投を志願した。万全の状態でなくても、スコアボードに確実に刻まれる「0」。これほど心強い存在はない。
(堀啓介)
★ダルから「刺激」成瀬3回無失点
先発の成瀬が抜群の安定感を見せた。右打者へのチェンジアップを有効に使い、3回を1安打無失点、5三振を奪った。前日17日の西武との練習試合ではダルビッシュ(日本ハム)が好投。「いい刺激を受けた。タイプは違うけど、ボクもアピールしたい」。大野投手コーチも「制球がよかったね」と評価した。中4日となる23日の親善試合・豪州戦でも中継ぎで登板する予定。
★「2番・DH」で井端が機能
井端(中日)の「2番・DH」が機能。三回、先頭の西岡(ロッテ)がバント安打で出塁すると、星野ジャパン初の犠打を投前に決めた。直後、3番・青木(ヤクルト)に適時三塁打が飛び出し、井端は「2番の仕事ができた」とニヤリ。五輪アジア予選の韓国戦ではエース・柳賢振の先発が有力なだけに、田淵打撃コーチは「韓国を意識した打線だね」と上位打線には合格点を与えた。









◆三回に左越え三塁打を放った青木(ヤクルト)
「西岡が二塁にいたので、なんとか本塁にかえそうという気持ちだった」