2007年11月17日 更新

星野ジャパン

星野ジャパン代表・上原が再調整志願…国際球への対応に苦しむ

練習試合3連投を回避した上原(中央)。ブルペンでの投げ込みで万全を期す(撮影・浜坂達朗)

練習試合3連投を回避した上原(中央)。ブルペンでの投げ込みで万全を期す(撮影・浜坂達朗)

 17日から、西武などと練習試合3連戦を行う。12月の五輪予選に向け本番モードに突入する中、抑えの上原浩治投手(32)=巨人=が国際球の対応に苦戦。首脳陣に再調整を志願し、17日の登板を回避した。一方、西武戦に先発するダルビッシュ有投手(21)=日本ハム=は、この日応援にかけつけた21歳のバースデーを迎えた夫人のサエコさんの激励を受けた。

 登板予定者のリストから、上原の名前が消えた。縫い目が高く、滑りやすい国際球への対応に苦慮していた上原は調整法を変更。練習試合での登板を緊急回避して、ブルペンでの投げ込みを選択した。

 「上原自身がしっくりこない部分がある。フォークの握りとか、ブルペンで調整したいんじゃないか。ケガではない」

 大野投手コーチは上原流の調整を受け入れた。 当初は連投も視野に入れ実戦調整を公言していたが、一方で伝家の宝刀・フォークのコントロールに「全然ダメ」と不満も抱いていた。

 「今投げたら失礼にあたると思う。福岡で連投するかもしれない。(首脳陣と)話し合って決めていきたい」

 ブルペンで感覚をつかんでから、万全の状態で試合にのぞむ構え。実戦登板の照準を22、23日の豪州との壮行試合に絞った上原。万全の状態でマウンドに上がる、これも投手キャプテンとしての自覚だ。

(上野亮治)

駆けつけた夫人のサエコさんも熱視線だ(撮影・浜坂達朗)

駆けつけた夫人のサエコさんも熱視線だ(撮影・浜坂達朗)

いよいよ本番モードに突入するダルビッシュ(撮影・榎本雅弘)

いよいよ本番モードに突入するダルビッシュ(撮影・榎本雅弘)

★先発ダルの勝利の女神・サエコ駆けつける!

 17日の西武戦に先発するダルビッシュ(日本ハム)に心強い援軍だ。宮崎県の実家に帰省中で、この日21歳の誕生日を迎えた夫人・サエコさんが球場に姿を現した。夫人の期待を背負ったダルビッシュは、ブルペンで阿部を相手に36球。「しばらく休んでフォームのメカニズムが狂っていますが、あすの試合になれば大丈夫だと思う。国際球も問題ない」と、今月1日の中日との日本シリーズ以来となる実戦に自信をみせていた。

★2戦目は22歳・成瀬、3戦目は21歳・涌井

 練習試合3連戦はヤングトリオが先発する。初戦のダルビッシュに続き、ソフトバンクとの2戦目は22歳の成瀬、巨人との3戦目は21歳の涌井が先発。ブルペンで56球を投げた成瀬が「試合でアピールします」と意気込めば、涌井は「四球を減らし、どんどん勝負したい」。五輪アジア予選の先発は3枠。投手陣のサバイバルも激化しそうだ。

★藤川が連投“志願”

 藤川(阪神)が18日のソフトバンク戦、19日の巨人戦と練習試合での連投を“志願”した。「(練習試合)2試合目からの連投を(コーチと)相談しました。自分の状態がどのくらい上がっているか確認したい。(連投OKを証明して)みなさんを安心させたいですね」。抑え役の上原(巨人)は17日の西武戦登板を回避したが、虎の豪腕はサラリと連投テストに臨む。

★川上&岩瀬、初ブルペン入り

 川上と岩瀬(ともに中日)が初めてブルペンに入った。川上はカットボールを内外角に投げ分けるなど55球。「悪くなかった。(大会公式球は)今のところ問題はない」。投球を見守った星野監督は「アジアシリーズで投げていないが、徐々に上がってくればいい」と話した。岩瀬は50球を投げ、すべての球種を試した。「ゆっくり状態を上げるつもりだったけど、そうしなくてもいいかな」と好感触に笑みを浮かべた。

★緊張と結束を!主将・宮本がナインを激励

 夜の選手宿舎で主将の宮本が中心となり、初めて選手だけのミーティングを開いた。17日からの練習試合3連戦を前に、五輪大会の歴史や勝って当たり前のプレッシャーの克服法などを話した。今大会は21歳のダルビッシュ(日本ハム)ら若手も多く、「頑張って負けたらしようがないじゃなくて、最後の最後まで勝つ努力をしようと言った。若い子が何かを感じてくれればいい」と緊張と結束を求めた。

(宮崎市内)

◆17日の西武戦に2番手で登板予定の高橋尚(巨人)

 「順調にきています。自分のピッチングをしたい」

◆西武戦に3番で先発出場する稲葉(日本ハム)

 「緊張感を持って、いいプレッシャーを自分に与えていきたい」

★19日、練習試合の時間変更

 五輪日本代表は、19日の巨人との練習試合(サンマリンスタジアム宮崎)の試合開始時間を17時から16時に変更すると発表した。