2007年11月15日 更新
腕を振れれば制球つくんや!星野監督がダルを直接指導

投球練習するダルビッシュに星野監督(右)が熱い視線を送った(撮影・浜坂達朗)
日本代表・強化合宿(14日、サンマリンスタジアム宮崎)星野仙一監督(60)がブルペンでエースとして期待するダルビッシュ有投手(21)=日本ハム=に初めて指導した。
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ブルペンでの投球練習。ダルビッシュに、後方からすっと歩み寄った。腰を下ろし、じっと投球練習を見ていた星野監督が、ジェスチャーを交えて初めて技術的なアドバイスをおくった。
「いいボールを投げようとしすぎなんや。あいつの場合は腕を振れればいいんや。コントロールを気にすることはない。腕が振れれば、すぐに(制球が)つくんや」
日の丸のエースとして期待する右腕。だからこそ、宮崎合宿2度目のブルペン入りで66球を投げたダルビッシュに、早く“ホシノの考え”を伝えたかった。
「ツーシームはまあまあだった。スライダーが抜けた」とダルビッシュが振り返ったように、打者を想定した練習で首をひねる場面が目立った。表面が滑りやすい国際球の影響で、スライダーが数球すっぽ抜けた。制球に苦しむ状況を見て、指揮官が自ら動いた。
宮崎合宿初日の12日にも「あんまり無理するな」と“肩の力を抜くように”と助言した。代表最年少の21歳ながら、今季沢村賞に輝くなど実績は十分。最大のライバルとされる12月2日の韓国戦の先発が有力視されるダルビッシュに星野監督は常に目を配り、期待を寄せている。
「監督から『あんまり力むな』と言われました」とダルビッシュ。15日の休養日を前に、夜には星野監督主催の決起集会に参加した。背番号18のチーム内での存在感が日に日に増している。
(上野亮治)

宮崎キャンプ中の原監督(左)は、日本代表合宿を訪ね、星野監督にあいさつ(撮影・榎本雅弘)
★原監督が“後援”約束
原監督が星野ジャパンの強力バックアップを約束した。同じ施設内で練習中の日本代表・星野監督を表敬訪問し「健闘をお祈りしています」とがっちり握手。上原、高橋尚、阿部の元気な姿も確認し、「巨人の監督としてできる限りのことはしっかりさせていただきます。日本代表の戦いぶりは日本球界に影響するからしっかり応援したい」と力強く話した。
★藤田がヒゲ剃り合流
ロッテから移籍が決まった藤田が宮崎入り。ヒゲをそり落としすっきりした姿で原監督、巨人ナインにあいさつした。「ケジメですから。幼くなったなあ、という感じ」と照れ笑いの藤田。指揮官からは「中継ぎとしてしっかり調整してくれ」と声をかけられ、「入団当初のような攻める気持ちを持ってやりたい」と誓った。藤田はキャンプの練習参加はせずに帰京した。
★ダルに負けん!ロッテ・成瀬が“必死”81球
ダルビッシュと並んで、成瀬(ロッテ)が先発入りを猛アピールした。星野監督が見守るなか、ブルペンで81球の投げ込み。韓国戦の先発はダルビッシュが大本命だが、星野監督は「韓国は左打者が多いので選択肢の一つだね」とライバル国への陽動作戦も含め、対抗馬として期待した。成瀬は「先発へのアピールです。自分らしさをアピールしたい」と生き残りに必死だった。
★焼肉で決起集会
練習終了後、宮崎市内の焼肉店で、星野監督主催の決起集会が行われた。スタッフを含め、総勢約70人が参加。ワンフロアで収容できる店がなく、1、2階に分かれての開催となったが、心はひとつ。宮崎牛を堪能しながら、英気を養った。5人の中日勢が合流し、愛工大・長谷部を除いて、30選手が顔をそろえた。「だんだん、気持ちも高まってきた」と指揮官は話していた。
◆ダルビッシュ(日本ハム)について大野投手コーチ
「ボールがしっくりきてないように感じたけど、下のバランスが悪かったと言っていた。さすが、自分のことを分かっているなと思った」
★台湾代表
日本ハムの陽仲寿内野手(20)が、北京五輪アジア予選に臨む台湾代表に合流するため、沖縄・名護で秋季キャンプ中のチームを離れた。









◆星野監督の指示について、主将の宮本(ヤクルト)
「外野手の返球をしっかりしろと監督から通達があった。緊張感が出てきましたね」