2007年11月13日 更新

星野ジャパン

星野ジャパン、12・2韓国戦はやっぱりダルビッシュでいく!

ダルビッシュが代表合宿初のブルペン入り。49球をチェックした星野監督(右)もホレボレするピッチングだった(撮影・浜坂達朗)

ダルビッシュが代表合宿初のブルペン入り。49球をチェックした星野監督(右)もホレボレするピッチングだった(撮影・浜坂達朗)

 日本代表・強化合宿(12日、サンマリンスタジアム宮崎)08年北京五輪アジア予選(12月1−3日、台湾)に臨む野球日本代表最終候補選手が12日、宮崎市内で強化合宿をスタートさせた。初合流のダルビッシュ有投手(21)=日本ハム=がブルペン入りして49球を投げ、星野仙一監督(60)に順調な調整をアピール。日本のエースとして、12月2日の韓国戦の先発が有力だ。

 存在感はブルペンで際立っていた。藤川(阪神)、成瀬(ロッテ)ら豪華メンバーの中でもペースは乱れない。背番号「18」の真新しいJAPANのユニホームに袖を通したダルビッシュが、エースの風格を漂わせた。

 「チームにとけ込めて非常にいい一日だった。日の丸の重みやプレッシャーは感じなかった。普通にファイターズのときと同じような感じです。(国際球の)ボールは全く意識していない」

 威風堂々。そんな言葉がぴったりの宮崎合宿初日の練習だった。ウオーミングアップに「長袖では(ブルペンで)投げられないから」と1人だけ半袖で登場。投内連係では同い年の涌井(西武)に指示をもらいながら軽快な動きを披露。ブルペンでは1日の日本シリーズ第5戦以来の投球練習となったが、直球にカーブ、スライダーを交えた49球で投球感覚を養った。

 「指先にかかったときはすごいね。本番になったら楽しみにしています。必ずどこかで投げるんだから、コンディションを整えて逆算してやってほしい」

 神戸自主トレは不参加だった右腕の状態をチェックした星野監督は改めて信頼感を口にした。直接「あまり無理はするな」と声をかけ、張り切りすぎを心配したほどだ。

 「(本番の)先発ローテ? 3日間くらい見てから(投手コーチの)大野が(本人に)言うよるやろね」と先発ローテ決定の時期が近づいていることも示唆した。順調な調整を続ければ12月2日の韓国戦の先発が有力。エースを最大のライバルにぶつける。

 「予選のメンバーに入れるように頑張りたい。(周囲が)声をかけてくれるのですごく助かっています」と代表最年少らしく謙虚に語ったダルビッシュ。今後は17日からの練習試合3連戦で調整登板する。エースの登場とともに、星野ジャパンが決戦モードに入った。

(上野亮治)

★ダルビッシュ、サエコと11日に婚姻届提出

 ダルビッシュが12日、女優のサエコ(20)=写真右=と11日に婚姻届を提出したことを発表した。日本ハムの背番号11にちなんで、11月11日に入籍した。

 お互いのホームページで「二人で幸せな家庭を築いていきたいと思います」と2人の連名でコメントを掲載したが、グラウンドでは結婚に関する質問に「いや、別に」と口を閉ざした。

 日本代表・星野監督も「恋愛と違って入籍したんだから、責任感は増えるね」と歓迎。日本のエースとしてさらなる活躍を願った。

◆ダルビッシュのボールを受けた里崎(ロッテ)

 「ボールを受けてイメージが広がると思う。初めて受けました。対戦してても嫌だなと思うところがたくさんあった。味方になるのは心強い」

★上原がダルビッシュに太鼓判

 投手キャプテンの上原(巨人)も、ダルビッシュの活躍に太鼓判をおした。国際経験豊富なリーダーは「話をしましたよ。大丈夫でしょ。気を使わずにやってほしい」と合流したばかりの後輩にアドバイス。この日はブルペンには入らず、高橋尚(巨人)とランニングなどで汗を流した。「今の雰囲気を大事にしたい。自然体でやりたい」と気持ちよさそうに汗をふいた。

★藤川、抜群の球の切れ!

 藤川(阪神)がブルペン入り。40球を投げ、マスクをかぶった里崎(ロッテ)が「もう仕上がっている」と納得するほどの球の切れだった。国際大会のストライクゾーンは外角に広いとされるが、藤川はアウトコースぎりぎりに投げ込み「外を意識? もちろん。それしかない」と話した。ブルペンではダルビッシュが隣で練習。「少しだけ見た。まだ軽く投げているだけでしょう」と刺激を受けた様子だった。

★稲葉が居残りロングティー

 稲葉(日本ハム)が居残りでロングティーを行った。日本シリーズでは5試合でわずか1安打と不調だったが「飛ばそうという思いが強くて、頭が前に突っ込んでいた」という。ロングティーはシーズン中もよく行う調整法。打撃フォームを確認し「シリーズのころよりスイングが良くなってきた」と明るい表情だった。

◆連係プレーについてキャプテンの宮本(ヤクルト)

 「神戸からずっとやっているけど、決め事をこのチームで作らないといけない」

◆ブルペンで40球を投げた成瀬(ロッテ)

 「神戸のときより変化球がよくなっている。力を入れるべきところに力が伝わっている感じがした」

★1位チームに北京切符

 12月1−3日に台湾で行われるアジア予選(決勝リーグ)は日本、韓国、台湾の3チームとタイ、香港、フィリピン、パキスタンによる1次リーグ(11月26−28日、台湾)の1位チームの計4チームで総当たり戦が行われる。ここでの1位チームが北京五輪の出場権を獲得し、2、3位チームは世界最終予選(来年3月7−14日、台湾)に臨み、8カ国で残り3枠を争う。