2007年11月10日 更新

星野ジャパン

星野監督「金」の誓い!アマ野球連盟会長・長船騏郎氏お別れ会

『長船騏郎さん お別れ会』で日本代表・星野監督は金メダルを誓った(撮影・佐藤雄彦)

『長船騏郎さん お別れ会』で日本代表・星野監督は金メダルを誓った(撮影・佐藤雄彦)

 全日本アマチュア野球連盟会長を務めていた故長船騏郎氏(享年83)=顔写真=のお別れ会が9日、神宮球場で開かれ、日本代表・星野仙一監督(60)が北京五輪での金メダルを誓った。長船氏は9月10日に肺炎のため死去。故人をしのび日本野球連盟・松田会長、日本高校野球連盟・脇村会長、プロ野球・根来コミッショナー代行ら、球界関係者が多く出席した。

 アマ野球の聖地・神宮球場。ホームベースに作られた祭壇へボールを供え、両手を合わせた。最高の土産を必ず捧げてみせます−。故長船氏のお別れ会に出席した星野監督は「同じ田舎。私が岡山から東京六大学(明大)に来て、お世話になりました」と静かに話し始めた。

 「(長船氏は早大出身で)学校は違っても、非常にかわいがってくれた。厳しいオヤジでした。島岡のオヤジ(故人=明大の恩師)の次に厳しかった。卒業後もいつも声をかけてくれて、感謝しています」。学生野球発展に尽力した長船氏。アテネ五輪では長嶋ジャパン誕生の功労者でもあった。星野監督にとっても大先輩であり、五輪監督となった今も大きな存在に変わりはない。

 「(田淵、山本両コーチを含む)六大学出身の3人が金メダルを奪回する姿を見てほしかったな、と思います」と無念をにじませながら「野球の五輪参加に尽力され、北京五輪もすごく楽しみにしておられた。アテネも一緒にスタンドで観戦した。特別な思いがあったと思う。責任を感じます」と言葉に力を込めた。

 献花に代えて捧げるのは、来夏咲かせる大輪。ジャパンへの思いをより強く胸に刻み、闘将が12日から日本代表宮崎合宿に入る。

(堀啓介)

★桑田も出席

 メジャーでの現役続行を目指す桑田(前パイレーツ)=写真=がお別れ会に出席。右足首手術の影響で、もどかしそうに右足を動かしながら祭壇まで進み、ボールを供えた。PL学園高時代、早大進学か巨人入りかで揺れる心を決めたのが当時、東京六大学連盟の事務局長だった長船氏のひと言。「(巨人で)頑張りなさいとぽんと背中を押してもらった」と懐かしむように話した。

(神宮)

◆法大出身の日本代表・田淵ヘッドコーチ

「大学1年の時、アジア大会でフィリピンに行った。1年生は一人だけ。心細かった私の相手をしてくれました。礼儀も教わり、世に出るためのノウハウを教わった。いいオヤジでした」

◆同じく法大出身の日本代表・山本守備走塁コーチ

「いろいろな面で世話になりました。改めて北京に向けて、金メダルを目指して頑張っていかないといけないと思いました」

■主な出席者

 全日本アマチュア野球連盟・松前達郎名誉会長、東京六大学野球連盟・前島信理事長、日本野球連盟・松田昌士会長、日本高野連・脇村春夫会長、プロ野球・根来泰周コミッショナー代行、日本代表・星野仙一監督、日本代表・田淵幸一ヘッド兼打撃コーチ、日本代表・山本浩二守備走塁コーチ、日本代表・大野豊投手コーチ、前パイレーツ・桑田真澄投手、巨人・高橋由伸外野手