2007年11月07日 更新

星野ジャパン

“開幕投手”涌井が先発枠猛アピール…4回を無安打無失点

 日本代表・合同自主トレ(6日、スカイマーク)野球の北京五輪アジア予選(12月1−3日、台湾)に臨む日本代表最終候補が、社会人野球の近畿選抜と練習試合(スカイマーク)を行い、9−0で完勝した。先発の涌井秀章投手(21)=写真、西武=も4回無安打無失点で、アジア予選での先発に向けて猛アピールした。

 指先の感触を確かめるように丁寧に投げ込んだ。星野ジャパン初の対外試合。“開幕投手”を任された涌井が、五輪仕様への変化を見せた。

 「初回とかフォークを投げるときにボールが滑ることがあった。(変化球が)少し抜けたけど、思ったよりカウントがとれた」

 社会人相手とはいえ、打者14人に安打を許さなかった。三回二死から連続四球を与える場面もあったが、4回無安打無失点の好投だ。

 登板前に掲げたテーマは『変化球でストライクをとること』。その言葉通り、100キロ台のカーブなど投球の7割以上が変化球。初めて経験する国際球の曲がりを確認した。

 先発枠はダルビッシュ(日本ハム)が当確。残り2つのイスを成瀬(ロッテ)らと争う。「思った以上にボールが滑る、ということが確認できた」と収穫を口にしたパ・リーグ最多勝(17勝)右腕。21歳のアピールはまだまだ続く。

★球児3連続K締め

 九回に登板した藤川(阪神)が、3者連続の空振り三振で締めた。「(久しぶりの実戦も)不安はなかった。普通にできたよ。まだまだストレートも変化球も力強くなってくると思う」。縫い目が高い国際球にも「変化球は投げやすかった」と手応えを感じた様子。星野監督も「あの低さに決まっていれば十分」と評価した。

◆2番手で登板し、2回1安打無失点の成瀬(ロッテ)

 「ここ一番の変化球のコントロールが甘かった」

◆4投手による完封リレーについて大野投手コーチ

 「点差が何点であろうと点を与えない。ランナーを出しても粘り強く投げてくれた」