2007年11月03日 更新

星野ジャパン

上原が北京五輪モードに切り替え!初ブルペンで“新球”試投

上原の新球シンカーには、見守った山本コーチ(左)や藤川ら若手投手陣もビックリだ=撮影・浜坂達朗

上原の新球シンカーには、見守った山本コーチ(左)や藤川ら若手投手陣もビックリだ=撮影・浜坂達朗

 神戸自主トレ4日目、上原浩治投手(32)=巨人=が初めてブルペン入り。国際試合に対応するため、フォークをシンカー気味に落とす“新球”を試投した。

 突き抜けるような神戸の青空のもと、気持ちよさそうに右腕を振った。神戸自主トレ4日目。これまで遠投で調整を続けてきた上原が、五輪用にマイナーチェンジだ。

 「変化球を試したかった。ブルペンに入ってなかったので、そろそろ切り替えていかないといけない」

 シーズン終了後初のブルペン。立ち投げで、いきなり周囲を驚かせた。伝家の宝刀といえるフォークをシュート気味に落とした。見ていた大野投手コーチが「初めて見たよ。いいよ! おもしろい!」とうなった。球道はシンカーだった。立て続けに3球を試投した。

 上原自身が「フォークのシンカー気味に落ちるボールを投げた」と表現した“新球”。もともとフォークを高低左右に自在に操るが、シーズンではほとんど使っていなかった。「シーズン中に使っていたボールと違うので(変化を)確かめた」と、縫い目の高い国際試合球を生かすため、シンカーを球種に加える考えだ。

 ストライクゾーンが外角に広いとされる国際試合にも武器となる。「左打者の外にも、右打者の内にも使える。試合で使ってみたいというのもあるんじゃないか」と同コーチも投球の幅につながると評価した。

 「これから中日と日本ハムの選手がきて、もっと仲良く、もっと輪を広げていきたい」

 アジア予選では藤川(阪神)、岩瀬(中日)と抑えを務める。国際大会無敗(21試合で12勝0敗)で投手陣の主将を任された。上原が新球マスターで投手陣を引っ張っていく。

(上野亮治)

★涌井が2度目ブルペン、上原から直伝カットボール伝授?

 涌井(西武)が神戸自主トレ2度目のブルペン入り。隣で投げていた上原(巨人)に、カットボールの投げ方を教えてもらいながら25球を投げた。「カットの投げ方を聞いたら、(中日の川上)憲伸さんの握り方の話になった。でも、30歳くらいになってから使おうと思っています」と周囲を笑わせていた。

★こちらも“新球”披露!藤川2度目ブルペン「遊びです」

 藤川(阪神)が2度目のブルペン投球で新球シュートを披露した。感触を確かめるように計6球。「遊びですよ、遊び。後悔することになるんで、たぶん使わないけど」と笑い飛ばしたが、投球後、椎木ブルペン捕手とフォームや球筋を入念に確認した。持ち球の直球、カーブ、フォークに続く“第4の球種”に「僕は球種が少ないんで、自分の引き出しを多くしないといけない」と前向きだ。

★締め切り間近…新井「宣言するかしないかでまだ迷っている」

 新井(広島)はフリー打撃で60スイング中10本をスタンドにたたき込み、4番候補の面目躍如。注目のFAについては、宮崎合宿集合日の11日ギリギリまで悩むことを明かした。「セとかパとかで迷っているとか、そういう段階じゃない。宣言するかしないかでまだ迷っている。宮崎入りまでには結論は出したいけど…」。FA申請の締め切りは13日だが、書類申請の手続きなどを考えると、10日がリミットとなりそうだ。

◆神戸自主トレで初めてブルペン入りしたロッテ・成瀬

 「きょうはスピードよりもスピンを意識した。隣で藤川さんが投げていてうれしかった。少し緊張しました」