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米国圧勝2次L進出!グリフィーJr.連発、クレメンス無失点

グリフィーJr.

グリフィーJr.が2打席連続3ランを含む4打数4安打7打点。WBCで蘇った=AP

スコッツデール(アリゾナ州)10日(日本時間11日)=広岡浩二通信員】WBC1次リーグB組で米国が南アを17−0(五回コールド)で下し、2次リーグ進出を決めた。ケン・グリフィーJr.外野手(36)=レッズ=は、2打席連続3ランを含む4打数4安打7打点。先発のロジャー・クレメンス投手(43)=前アストロズ=も、4回1/3を1安打無失点に抑えた。

2次リーグ進出への架け橋が2度、右翼席に伸びた。黄砂が吹き荒れたスタジアム。試合後の会見でグリフィーJr.が、おどけてみせた。

「カナダに負けた時は本当に厳しかったよ。次に進めてうれしい。これから少しは楽しめるかな」。この日は米国の“最強打順”3番に座って大暴れした。4打数4安打7打点。二回二死一、二塁と、三回無死一、二塁で試合を決定づける3ランを連発した。

振り返れば、いばらの道だった。02年から3シーズンは、開幕前後の右足首痛などの故障で精彩を欠いた。昨季は5年ぶりに120試合以上(128試合)に出場し、打率・301、35本塁打、92打点。ナ・リーグのカムバック賞を獲得した。

その勢いを持って臨んだWBC。2次リーグでは親交のあるイチローとの再会も待っている。99年マリナーズキャンプに特別参加したイチローに、メジャー入りを勧めたのがグリフィーJr.。その2人が、国の名誉を背負って戦う日が来た。

12日の2次リーグ初戦が運命の日本戦。「この(WBCの)1週間は、シーズンの基礎トレーニングにもなるからね」。通算536本塁打のベテランが、大舞台で旧友を待ち受ける。

★“ロケット”100%の内容

クレメンス

ロケットも健在。クレメンスが剛腕ぶりを見せつけた=AP

負ければ後がない試合で“ロケット”クレメンスが米国を勝利に導いた。5回途中まで1安打無失点。観客動員数の新記録となった1万1975人を熱狂させた。「この時期にしては100%の内容。思い通りの投球が出来たよ」。現役続行か引退かが注目される通算341勝投手。いまのところヤンキースなど4球団が獲得に動いているが「シーズンのことは考えられない。結論は大会が終わってから」。次回登板は2次リーグのメキシコ戦(16日)が有力。これからもクレメンスから目が離せない。

★日本戦はピービ先発

米国は、日本との2次リーグ初戦(12日)に、ジェイク・ピービ投手(24)=パドレス=を先発させると発表した。同投手は一昨年の日米野球で来日し2勝をマーク。「日本には岩村、小笠原ら、すばらしい選手が多い。(武器の)シンカーでも打たれそうだから、研究しないとね」。気負うことなく、対戦を心待ちにしていた。