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王ジャパン世界一の瞬間最高視聴率56.0%!WBC決勝戦

大塚投手が優勝を決めた午後2時58分に56.0%を記録

キューバの最終打者、Y・グリエルを三振に仕留め、ガッツポーズする大塚投手と里崎捕手。このとき瞬間最高視聴率を記録した(AP)

日本テレビ系で21日に生中継されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝戦「日本Vsキューバ」の平均視聴率が43.4%(ビデオリサーチ、関東地区調べ)を記録し、今年放送された番組で最も高い視聴率を記録したことが22日、分かった。プロ野球中継の歴代視聴率でも3位をマーク。瞬間最高は日本の優勝が決まった瞬間で、56.0%にも上った。日本代表の活躍が、プロ野球人気回復の起爆剤となりそうだ。

注目度の高さが数字にも明確に現れた。

瞬間最高視聴率は九回裏、キューバの最終バッターを大塚が三振に仕留め、「王 Japan 世界一」の文字が画面いっぱいに現れた午後2時58分で、56.0%を記録。選手らが抱き合い、王監督が胴上げされる瞬間を、国民も胸を熱くしながら見ていたわけだ。

ぽかぽか陽気の祝日だったにもかかわらず番組占拠率は72.7%と、同時間帯にテレビを観ていた7割以上が、選手の活躍にクギ付けに。視聴率は午前11時17分の試合開始前から30%を超え、正午過ぎから試合終了まで40%台をキープした。

平均視聴率43.4%はビデオリサーチ社が現在の調査法となった昭和52年以降、プロ野球中継の歴代3位(関東地区)を記録。今年放送された各局の全番組の中でも最高の数字だった。今年の視聴率2位も19日のWBC準決勝「日本Vs韓国」(平均36.2%、瞬間最高50.3%)で、荒川静香が金メダルを獲得した先月24日早朝放送のトリノ五輪女子フィギュア中継を上回り、話題になったばかり。WBCの盛り上がりは、人気低迷が危惧される野球界と中継するテレビ局にとって明るい材料だ。

昨年は巨人戦の年間平均視聴率が史上最低の10.2%まで落ち込むなど、低迷のあおりを1番に受けてた日本テレビにとっても起死回生の放送となった。スポーツ・情報局の中山良夫スポーツセンター長は「日本プロ野球のレベルの高さ、野球というスポーツが持つ素晴らしさを皆様に実感していただいた結果」と分析。「V戦士たちが日本代表として得たものを必ずや今シーズン、プロ野球の素晴らしい戦いぶりに還元してくれるでしょう」と期待を寄せる。

ただ、同じ国際試合でも平成14年放送のサッカーW杯「日本Vsロシア」(フジ)は平均視聴率66.1%を記録するなど、まだまだサッカー日本代表との人気には開きがあるのは事実。今回の活躍が、野球人気復活の起爆剤となるか注目だ。

プロ野球中継視聴率・歴代ベスト5
順位視聴率対戦カード放送年月日
48.8%☆中日−巨人94・10・8フジ
45.6%★ヤクルト−阪急(第7戦)78・10・22フジ
43.4%※日本−キューバ06・3・21日テレ
43.3%★巨人−オリックス(第2戦)96・10・20日テレ
43.1%★巨人−オリックス(第1戦)96・10・19日テレ
【注】ビデオリサーチ、関東地区調べ(1977年9月26日以降が対象)
☆セ・リーグ公式戦、★日本シリーズ、※WBC決勝戦
倖田來未

★野球経験のある倖田來未、日テレ系イメージソング歌う

今年の日本テレビ系プロ野球中継のイメージソングが22日、歌手、倖田來未(23)=写真=の新曲「With your smile」(今夏発売)に決まった。

倖田の父親が大の巨人ファンで、倖田自身も中学時代に野球部に入部していたほど野球少女だったことから実現。倖田は「夢に向かって頑張っている選手へ向け、3〜4回書き直して作り上げた力作です」とPR。明るくノリのいいアップテンポな楽曲で、WBC優勝で盛り上がるプロ野球界を後押ししそうだ。

★中村勘三郎「野球も歌舞伎も同じ」

歌舞伎俳優、中村勘三郎(50)が22日、東京・渋谷の東急百貨店本店で開催中の企画展「勘三郎への道」のオープニングセレモニーに出席。WBCで優勝した日本代表を祝福し、「1つのものをみんなで作るのは(野球も歌舞伎も)同じ。奇跡のように1つになったあの人たちに、ものをみんなで作る姿勢を学んだ。お疲れさまです」とねぎらった。優勝の瞬間は出演中の舞台「東海道四谷怪談」(渋谷のシアターコクーン)の幕が下りたところで迎えたという。同展は28日まで。