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世界の“得点王”だ4番・松中!通算11得点、打撃陣引っ張った

松中

本塁打は出なかったが、松中は今大会11度、ホームを踏み“得点王”に。主砲がガッツあふれる走塁でジャパンをけん引した=撮影・原田史郎

(ワールド・ベースボール・クラシック決勝、キューバ6−10日本、20日=日本時間21日、ペトコ・パーク)ゲームセットと同時にグラウンドに飛び出した。歓喜の輪の真ん中で、松中が王監督の背中を押した。「さあ、世界の王を胴上げだ!」。同学年のイチローとともに打撃陣を引っ張った王ジャパンの4番が、感激に酔いしれた。

決勝の相手はキューバ。96年のアトランタ五輪決勝で一時は同点となる満塁弾を放ちながら、突き放された宿敵だ。

「WBCの決勝で戦えるなんて」と意気込んでいた。強い気持ちが手負いの体を押す。死球を受けた左足甲は万全ではないが、五回、九回と小笠原の犠飛でタッチアップし、本塁に生還。通算11得点はWBCの“得点王”となった。打席で走者がいないケースが多かったが、自ら安打で出塁し、懸命に走ってホームを目指した。強い覚悟を持ってWBCに挑んでいた。

「松中は4番。それは変わらない」と信頼を寄せくれた王監督をメジャー球場でほうり上げた。

「こうやって世界一になれた。それだけでうれしい。今回は勝つか負けるかだけで評価されると思っていた。その中で優勝できたのは最高の気持ちです」

松中は万感の表情で宙に浮く師を見つめていた。

(大沢謙一郎)

喜びのナインの声

◆藤田

「ワンポイント(での起用という意識)が自分の頭にあった。ブルペンで(他の投手が肩を)作っていないから、(続投に)あれれって驚いてしまった」

◆杉内

「胴上げできて良かった。3、4日後に開幕を控えているので気持ちを切り替えていきたい」

◆薮田

「どこでもいけるようにつくっていた。最高の気持ち?もうみんなそれはあると思う。本当に良かったと思うし、最高の気分です」

◆久保田

「代表は初めてだったので、いい経験になった。次へのプラスにしたい」

◆里崎

「うれしいのとホッとした気分と…。キューバは強くて、最後まで気が抜けなかった」

◆岩村

「自分が出たかったというのは当然あるけど、きょうは勝つことが目標だったので、すごくうれしい。(準決勝までは)多少なりとも貢献できたと思う」

◆和田一

「世界に通用するといわれても、なかなか勝てなかった日本の力を証明できた。出る出ないは監督次第。日本が勝てたらいい」