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キューバが心理戦…3時間遅れで先発発表、監督は会見拒否

キューバ

アマ最強軍団・キューバは投手陣だけが練習=AP

米カリフォルニア州サンディエゴ19日(日本時間20日)=広岡浩二通信員】キューバは日本との決勝の先発に、オルマリ・ロメロ投手(38)を指名した。現地時間19日午後9時が予告先発の通告締め切り時間だったが、キューバ側は約3時間遅れで発表したほか、イギニオ・ベレス監督も試合前日の定例会見を拒否。アマ最強軍団は鉄のカーテンで、いきなり日本に心理戦を仕掛けた。

全体練習はなく、投手陣だけがシャドー・ピッチングを繰り返した。快晴のサンディエゴも、キューバ陣営は謎がいっぱい。ペドロ・カブレラ報道担当部長が、会見拒否のベレス監督を代弁するかのように熱弁した。

「日本とは数々の試合をしてきた。戦術はすでに熟知しているし、投手陣も分析済み。そうやってわれわれは成功を収めてきた」。決勝に関する情報、そして選手の状態などは一切語られることはなかった。

それどころか、予告先発の通告締め切り時間は西海岸時間の19日午後9時だったのだが、MLB広報によるとキューバが発表したのは締め切りの約3時間後。日本側にいきなり心理的な揺さぶりをかけてきた。

やっと発表された先発右腕のロメロは技巧派。速球は140キロ前後ながら、武器のスライダーでコーナーを突く。前回登板のプエルトリコ戦(2次リーグ15日)では、4回1失点で今大会無傷の2連勝。負ければ後がない大一番で、チームを決勝進出に導いた。

前日にはキューバの指導者フィデル・カストロ国家評議会議長(79)から、激励メッセージが届いた。「ずっと試合は見ている。決勝戦は、とにかく善戦してほしい」。野球は国技だけに負けるわけにはいかない。

「日本戦は100%のチーム状態で臨めるし、士気も高まってきた」と同担当部長。狙うはWBC初代王者の栄冠のみ。アマ最強軍団が国の威信をかけた最後の戦いに挑む。

キューバ代表の予想スタメン
選手 打率
(1) パレ 30 .200
(2) エンリケス 26 .231
(3) グリエル 28 .286
(4) ボレロ 18 .333
(5) セペダ 22 .364
(6) ウルティア 25 .320
(7) DH ガルロボ 21 11 .524
(8) ペスタノ 27 .185
(9) ラミレス 12 .417
【注】成績はWBCでのもの