本文へ
 

“キューバ・キラー”松坂!2年前の再現で世界一獲り狙う

松坂

頼むぞ“キューバ・キラー”! 20日(日本時間21日)のWBC決勝に、日本の松坂大輔投手(25)=西武、写真=が先発する。相手は、準決勝第1試合でドミニカ共和国を破り、出場した国際試合37大会連続の決勝進出を果たしたキューバ。アテネ五輪1次リーグでキューバをねじ伏せた怪物が、その快投を再現してみせる。

日本の怪物が、世界の頂点に立つときがきた。決勝の舞台に、最もふさわしい男がスタンバイ。“キューバ・キラー”松坂が世界一獲りのマウンドに立つ。

「キューバは、長打があって大味な感じがするけど、ボク自身は違う印象を持っている。細かくつないで、接戦になると非常に強い。それはアテネのときと印象は同じです」。宿舎でキューバ対ドミニカ共和国戦をテレビ観戦した日本のエースは、そう言って気合を入れなおした。

思い出すのは04年アテネ五輪1次リーグのキューバ戦。打球が右腕を直撃するアクシデントに耐え、九回途中まで7安打3失点の好投を見せた。日本が五輪史上初めてキューバから勝利をもぎとった、その快挙から2年。準決勝の先発野手9人中7人がアテネ五輪のときと同じアマ最強軍団を相手に“快投ショー”の再現を目指す。

15日の2次リーグ・メキシコ戦では150キロを連発し、5回1安打無失点。負ければ終わり、というプレッシャーをはねのけた。00年シドニー、04年アテネと五輪で敗れ「国際大会に弱い」というレッテルを張られていたが、やっと自らの右腕ではぎとった。精神的にも充実度満点であとは前を向くだけだ。

「(ドミニカ共和国の)コローンの投球が参考になった。キューバは足を使ってくる印象も変わらないので、決勝ではけん制やクイックも使いたいですね」。大一番を前にしてもクール。細心の注意を忘れない。日本のエース・松坂が野球人生をかけてキューバにぶつかる。

◆キューバ戦の登板が予定される日本の松坂について西武・伊東監督

「初めての大会だから、国のためにぜひ優勝して帰ってきてほしい」

■松坂のアテネ五輪・キューバ戦VTR

松坂

04年8月17日の1次リーグ・キューバ戦に先発。四回に3番・グリエルの打球が右腕に直撃するアクシデントに見舞われたが、八回まで三塁を踏ませない圧巻のピッチングを見せた。九回に守備の乱れもあり3点を奪われたが、8回1/3を7安打3失点7奪三振の力投。正式競技となったバルセロナ五輪以降では、日本のキューバ戦五輪初白星となる勝利(○6−3)をもたらした。