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李承ヨプが3三振の大ブレーキ…韓国の快進撃もここまで

韓国チーム

日本に敗れ、ぼう然とする韓国ベンチ=AP

(ワールド・ベースボール・クラシック準決勝、韓国0−6日本、18日=日本時間19日、ペトコ・パーク)バットが空を切ると体勢が崩れた。一時的に雨がやんだ一回一死二塁の1打席目。先制のチャンスに三振した李承ヨプは、表情を強ばらせた。

「中心打者として打てなかったから、情けない気持ちでいっぱいです」。結局3三振を含む4打数ノーヒット。巨人の同僚、先発・上原とは3度対戦し、2三振と右飛に倒れた。今回ばかりは、大会最多の5本塁打を記録していた破壊力を見せることはできなかった。「応援してくれた韓国の国民に申し訳ないです。期待に応えられなくて」

“涙の出陣式”も報われなかった。前夜、ドーピング検査で出場停止処分となった朴明桓投手(28)が、選手宿舎でチーム全員にわびた。ところが、ナインからは逆に「おれたちは家族であり、兄弟なんだ」と声が上がり、一気に士気が高まったという。それでも、復讐に燃える日本の前になす術はなかった。

「読売(巨人)に戻っても、この成績では原監督に何も言えないよ」。李は謙そんするが、大会を通じて見せた活躍は、原監督も喜んでいることだろう。巨人のクリーンアップが期待される男は、近日中に再来日する。

(広岡浩二通信員)

◆韓国・金寅植監督

「選手たちは、大会を通して素晴らしいプレーをしてくれた。あらためて感謝したい。(日本は)よくまとまっていたし、パワフルだった。うちより能力的に上なのでは」

■日本Vs韓国VTR

◆1次リーグ(3月5日、東京ドーム) 互いに2連勝し1位通過をかけて直接対決。日本の先発・渡辺は5回途中まで3安打1失点。日本は2−1で迎えた八回、4番手・石井が李承ヨプに右中間へ逆転の2ランを浴び、2−3で敗れた
  ◆2次リーグ(3月15日、アナハイム) 韓国戦2度目の先発となった渡辺は6回1安打と好投。しかし0−0の八回、今江の落球(記録は失策ではない)から一死二、三塁のピンチを迎え、李鍾範の左中間適時二塁打で2点を先制された。九回に西岡の本塁打で1点差に迫るも、1−2で連敗。日本の自力での4強入りが消滅した

★“疑惑の審判員”問題なし

王ジャパンが、やっと“疑惑の審判員”の被害を免れた。米国戦でタッチアップの判定を覆したボブ・デービッドソン審判員(53)は、16日の米国−メキシコ戦でも右翼ポール直撃の本塁打を二塁打と誤審。この日は第1試合のドミニカ共和国−キューバ戦で球審を務めると、第2試合の日韓戦では二塁塁審に回った。今回は微妙な判定がなかったが、観客席には「正しい判定を!」と日本語で書かれたボードが見かけられた。