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2006.03.18 更新 野球発祥国の権威失墜…米国まさかの2次リーグ敗退![]() 2度の“誤審”に助けられながらも屈辱の2次リーグ敗退。野球発祥の地・米国の権威は失墜した=共同 (WBC・2次リーグ1組、メキシコ2−1米国、16日=日本時間17日、エンゼルスタジアム=広岡浩二通信員)オールスター軍団が屈辱にまみれた。勝つか引き分けならもちろん、敗戦でも0ー1なら2次リーグ勝ち上がりが決まっていた米国が、メキシコに1ー2で敗戦した。三回にはメキシコの本塁打を審判が二塁打と判定。日本戦と同じ審判員による誤審に救われたが、打線がメキシコの8投手に3安打と沈黙。失点率で準決勝進出を逃し、野球発祥国の権威に傷をつけた。 ◇ 開催国であり、優勝候補の本命と呼ばれた米国にとっては、あまりに惨めな敗退となった。1失点以内なら敗れても準決勝に進出できた試合で、まさかの1−2。野球発祥の地としての威信が崩れ落ちた瞬間だった。 「チームとして活動する時間が少なかった。もう一度、こういう機会があったらミニ合宿を張ってから臨みたい」 バック・マルティネス監督(57)の言葉も負け惜しみにしか聞こえない。 先発投手・クレメンスを含む、米国先発メンバー(10人)の昨季年俸総額は1億600万ドル(約123億円)。実力選手を揃えたオールスター軍団が、メキシコ8投手のリレーの前にわずか3安打。四回一死三塁から、バーノン・ウェルズ外野手(27)の犠飛で1得点したものの、その他に3度得点圏に走者を進めたが攻めあぐねた。 「うちの選手を誇りに思っている。ただ、打つ方で最後まで波に乗れなかった」と同監督。だが、さい配面での迷いも悪循環となった。 同点の五回無死一、二塁。昨季リーグ首位打者の1番・ヤングがバントの構えで見送るも、飛び出した二塁走者が三塁憤死。長打狙いの「パワー野球」を掲げてきただけに、慣れない「スモール・ベースボール」への変更が裏目に出た。 三回の守備では、右翼ポール直撃の本塁打が二塁打と判定され命拾い。12日の日本戦では“誤審”をものにして勝利したが、2度の有利な判定があったにもかかわらず、準決勝進出につなげることはできなかった。 アテネ五輪でも、米国はメキシコに敗れ、本大会に進めなかったが、自国開催で、しかもメジャーリーガーが参加したWBCでの敗退は意味合いが異なる。野球大国が失態をさらし、世界の野球史に汚名を残した。 ★ラス投?クレメンス「現時点ではさよならだ」![]() 鬼の形相でクレメンス=写真(AP)=が球場を去った。試合後は会見を拒否し、広報を介してコメントした。 「大会に参加させてもらい、とても感謝している。この6週間、できる限りの準備はした」 4回1/3を投げ6安打2失点。負け投手になったものの、速球は最大93マイル(約150キロ)を計測。変化球にもキレがあった。 とても43歳とは思えない奮闘ぶりも、現役続行か、引退かで去就が注目される。現在はヤンキースなど4球団が獲得を目指し交渉中。だが、クレメンスは引退をほのめかした。 「個人のことで言えば、現時点では『さよなら』だ」。 とはいえ、現役最後の登板が敗戦投手では、プライドが許さないはず。すでに何度も引退宣言し、そのたびに撤回してマウンドに戻ってきた。クレメンスなら、再び戻ってくるに違いない。 ★誤審に発奮!!メキシコは歓喜のウイニングランメキシコが誤審に発奮した。両軍無得点で迎えた二回、先頭・バレンズエラの打球は右翼ポールを直撃。ところが本塁打ではなく二塁打と判定された。二死後、ホルヘ・カントゥ内野手(24)=デビルレイズ=が中前へ先制適時打を放ったものの、チームは試合後も反発。「みんなには本塁打に見えたはずだよ、審判以外にはね」とパーキン・エストラダ監督(58)も痛烈に皮肉った。選手は試合中のイライラを発散するかのように、試合後は2次リーグ敗退にもかかわらず場内を1周していた。 (アナハイム) ![]() |
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◆4打数無安打に倒れたヤンキースのデレク・ジーター内野手(31)
「がっかりしてるけど、いい経験になった。明日(ヤ軍キャンプ地に)戻り、シーズンに備えたい」
◆四回無死二塁の好機で右飛に倒れたヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(30)
「打撃の調子はよかったけど、結果がでなかった。敗戦は、本当に悔しい。ショックだ」
◆チーム唯一の得点を上げたブレーブスのC・ジョーンズ内野手(35)
「(1次リーグの)南アフリカ戦以外は打てなくて、投手陣に迷惑をかけてしまい申し訳ない」
◆目を潤ませていたレッズのケン・グリフィー外野手(36)
「短期決戦は、何が起こるかわからない。どこが勝ってもおかしくないよ」