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2006.03.14 更新 アメリカ薄氷勝利…必死になった「スモール・ベースボール」![]() Aロッドの打球は詰まりながらも二遊間を抜けていった。わき上がる地元ファンと天を仰ぐ日本ベンチ…=共同 (WBC・2次リーグ1組、アメリカ4x−3日本、12日=日本時間13日、エンゼルスタジアム=田代学、大沢謙一郎、湯浅大、広岡浩二)詰まりながらも二遊間を抜けると、米国ベンチが空になった。殊勲打のA・ロドリゲスを中心に、マウンド後方で歓喜の輪が広がる。総年俸約90億円のオールスター軍団がプライドを捨て、勝利を素直に喜んだ。 「大きな勝利だ。1次リーグでカナダに敗れ、1戦1戦の大切さをみんなが学んだ結果だ」 一回一死一、二塁で併殺、七回二死三塁で三振と2度の好機で凡退し、九回のサヨナラ機には一部の米国ファンからもブーイングされたA・ロッドだけに、意地の一打に酔いしれた。 執念の抗議で判定を覆したマルティネス監督もホッと胸をなで下ろした。 「非常に緊迫した一戦だった。日本は守備も投手陣も素晴らしかった」 この日は1次リーグから大幅にメンバーを入れ替えた。6打数1安打と不振のデーモンを先発から外し、昨年ア・リーグ首位打者のヤングを1番に、A・ロッドをDHに置き、5番三塁にC・ジョーンズを起用。選手の格より、調子のいい打者を優先させた。 采配面でもプライドはなかった。ジーターの2度をはじめ、送りバントは計4度(1度は失敗)。「最後はまるで(常に緊迫した)プレーオフのようだった」と監督がいうように、普段の豪快な野球とは一変して、スモール・ベースボールに徹した。米国が本気になった証拠だ。 六回に同点2ランを放ったリーは「判定が覆るなんて、そうあることじゃない。われわれは贈り物をもらった」と話した。国の威信をかけて日米が真剣勝負に挑んだ歴史的一戦。野球発祥の地・米国は日本の足音を十分すぎるほど感じ取った。 ★ピービ、日本打線に脱帽先発のピービは相性がいいはずだった日本打線に先制を許す苦しい投球。2戦2勝した一昨年の日米野球以来の対戦となったが、5回を投げて5安打3失点。球数は67球ながら制球も安定せず「相手は(選球眼がよく)振ってこなかったし、ミスがなかった」と日本打線を評価していた。 ![]() |
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